シーズン中のプロ野球コーチ、芸能番組出演を優先し突然退団…韓国で元助っ人に集まる批判「責任感とプロ意識がない」
韓国プロ野球で、テレビの芸能番組出演を優先させるために、シーズン途中にも関わらずコーチが退団するという異例の事態が発生し注目を集めている。騒動の主は、かつて中日でもプレーしたイ・ジョンボム氏だ。

元中日イ・ジョンボム氏が突然KT退団…理由がTV出演のため?
韓国プロ野球で、テレビの芸能番組出演を優先させるために、シーズン途中にも関わらずコーチが退団するという異例の事態が発生し注目を集めている。騒動の主は、かつて中日でもプレーしたイ・ジョンボム氏だ。
韓国紙「スポーツ京郷」の報道によると、韓国プロ野球のKTは27日、今季から加入していたイ・ジョンボム1軍打撃コーチの登録を抹消した。わずか半年での退団は、プロ野球OBがアマチュア選手と対戦することで人気を博している芸能番組「最強野球」への出演が理由だという。
同紙は「プロ野球の1軍コーチがシーズン中に芸能番組行き…“風の子”が起こした議論の歩み」という記事を掲載し、この行動が混乱を起こしていると伝えている。「プロ野球の指導者がシーズン中に番組出演のために辞任したと伝わり、ファンの間でも議論が広がっている」とし、イ・ジョンボム氏が昨年10月にKT入りしたこと、先月外野守備・走塁コーチから打撃担当に変わったばかりだったことを伝えている。
イ・ジョンボム氏は韓国プロ野球で1706試合に出場し1797安打、打率.297、194本塁打、510盗塁を残しただけでなく、1998年から4シーズンは中日でプレー。さらに大リーグ・ジャイアンツのイ・ジョンフ外野手の父としても知られる。「今回の行動は、批判を避けるのが難しいとみられる」とした。
また、シーズン中のコーチを引き抜くというテレビ局側の行動も「批判されるしかない」とし「コーチも、中心的な役割を引き受けたプロチームから、放送出演のために自ら退くという。責任感とプロ意識がないという指摘を避けられない」と厳しい論調だ。
(THE ANSWER編集部)