東大エース・渡辺向輝はメンバー外れる 日米大学野球の侍J大学日本代表26人、早大・伊藤ら選出、主将は法大・松下
7月に日本で開催される「第45回日米大学野球選手権」を戦う侍ジャパン大学日本代表メンバー26人が23日、発表された。東大の下手投げエースで、ロッテやワールド・ベースボール・クラシックの日本代表で活躍した渡辺俊介氏を父に持つ渡辺向輝投手が代表候補入りしていたが、最終メンバーからは外れた。

渡辺は3日間連投、計3回無失点のアピールも…
7月に日本で開催される「第45回日米大学野球選手権」を戦う侍ジャパン大学日本代表メンバー26人が23日、発表された。東大の下手投げエースで、ロッテやワールド・ベースボール・クラシックの日本代表で活躍した渡辺俊介氏を父に持つ渡辺向輝投手が代表候補入りしていたが、最終メンバーからは外れた。
メンバーには早大・伊藤樹投手(4年)、明大・毛利海大投手(4年)、創価大・立石正広内野手(4年)ら今秋ドラフト候補の注目選手が選ばれた。主将は法大の松下歩叶内野手(4年)が務める。一方、東大から唯一候補入りして注目された渡辺はメンバー外となった。
代表候補の50選手は21日から3日間、神奈川県平塚市で行われた選考合宿に参加し、3日間で計5試合という紅白戦を通じてアピールを続けてきた。
渡辺は3日間連投し、計3回無失点。被安打2本、3奪三振という内容。「もし僕が選ばれるとすればワンポイントになる。1イニングをどう抑えて流れを変えるかを考えていました」と、しっかり狙いを持っての投球だった。
代表を率いる慶大の堀井哲也監督は、選考の方針として「対アメリカの5試合でベストなチームを選んだ。投手のレベルが高かった。渡辺くんもいいものを持っていますが、総合的に選んだ結果とご理解いただければ」と苦渋の決断だったと説明。伊藤と青学大・中西聖輝投手(4年)、立石を投打の中心に考えているとした。
大会の日本開催は2019年以来6年ぶり。当時の米国代表にはリード・デトマーズ(エンゼルス)やスペンサー・トーケルソン(タイガース)ら、現在大リーグで活躍中の選手もいた。
今大会は7月8日に北海道北広島市のエスコンフィールドで開幕。同地では9日まで2試合行われ、11、12日には新潟市のハードオフ新潟、13日には東京の神宮球場で行われる。
(THE ANSWER編集部)