英競馬で37歳騎手がまさかの失態 日本馬負かしたG1勝利後に…調教師「国王夫妻に謝罪した」
英王室が主催する「ロイヤルアスコット開催」(アスコット競馬場)で現地21日に行われたG1クイーンエリザベス2世ジュビリーステークス(芝直線1200メートル)はフランス馬のラザット(騙4・Jレニエ)がG1・2勝目を飾った。日本から挑んだサトノレーヴ(牡6・堀)は2着に惜敗。日本馬初のロイヤルアスコット開催での勝利はならなかった。激しい追い比べとなったレースに注目が集まった一方、レース後の勝利ジョッキーの“失態”も話題に。専門メディアは調教師が「国王夫妻に謝りました」と伝えている。

ロイヤルアスコット開催・G1クイーンエリザベス2世ジュビリーS
英王室が主催する「ロイヤルアスコット開催」(アスコット競馬場)で現地21日に行われたG1クイーンエリザベス2世ジュビリーステークス(芝直線1200メートル)はフランス馬のラザット(騙4・Jレニエ)がG1・2勝目を飾った。日本から挑んだサトノレーヴ(牡6・堀)は2着に惜敗。日本馬初のロイヤルアスコット開催での勝利はならなかった。激しい追い比べとなったレースに注目が集まった一方、レース後の勝利ジョッキーの“失態”も話題に。専門メディアは調教師が「国王夫妻に謝りました」と伝えている。
喜びも一瞬で覚めた。サトノレーヴとの激しい競り合いを制して、関係者のもとに戻ってきたラザット。しかし、止まりかけたところで体をクイっとひねって方向転換したため、鞍上の37歳・ジェームズ・ドイル騎手は振り落とされ、放馬してしまった。馬はそのまま走り去ってしまい、G1制覇後の失態に、ドイルは芝生の上でゴーグル越しに苦笑いを浮かべていた。
英競馬専門メディア「レーシング・ポスト」は「レース後に起きたことは、レース中に起きたことと同じくらい突拍子もないことだった」と書き出し、記事を展開。「クイーンエリザベス2世ジュビリーステークスで先頭に立ったラザットは、サトノレーヴの追い上げを寄せ付けず。今週2レース目のグループ1スプリントのまばゆい走りでは、フランスが日本を上回った。しかし、昨年モーリス・ド・ゲスト賞の優勝馬はストレートトラックの走りに満足できず、ジェームズ・ドイルを振り落とした後に延長戦へと入った」と放馬した様子を伝えた。
さらに「優勝馬、騎手、そしてロイヤルアスコットでの初勝利をトラックの外から追いかけていたトレーナーのジェローム・レニエにとって前代未聞の待機となり、ウィナーズサークルは混乱に陥った」と状況を描写。レニエ調教師は表彰式で「賞金受け取りの時に国王夫妻に謝りました」と、チャールズ国王とカミラ王妃とのやり取りも語った。「もう少しポニークラブにとどまっておくべきだったと言って、みんなで大笑いしたよ! 本当に初めてのことだったよ。馬を引いて戻ってこれたら良かったのに、残念だね」とのコメントも紹介している。
(THE ANSWER編集部)