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“ハマのタイソン”田中空が4回TKOで初タイトル 壮絶な打撃戦も「楽しんでいた」 4戦4KOの破壊力

ボクシングの東洋太平洋ウェルター級(66.6キロ以下)王座決定戦12回戦が19日、東京・大田区総合体育館で行われ、同級7位の田中空(大橋)と同級3位の小畑武尊(ダッシュ東保)が対戦。田中が4回1分1秒TKO勝ちでタイトルを獲得した。戦績は24歳の田中が4勝(4KO)、26歳の小畑が14勝(6KO)8敗1分。

4回TKO勝ちした田中空【写真:中戸川知世】
4回TKO勝ちした田中空【写真:中戸川知世】

東洋太平洋ウェルター級王座決定戦12回戦

 ボクシングの東洋太平洋ウェルター級(66.6キロ以下)王座決定戦12回戦が19日、東京・大田区総合体育館で行われ、同級7位の田中空(大橋)と同級3位の小畑武尊(ダッシュ東保)が対戦。田中が4回1分1秒TKO勝ちでタイトルを獲得した。戦績は24歳の田中が4勝(4KO)、26歳の小畑が14勝(6KO)8敗1分。

 序盤から激しい打ち合いを繰り広げる両者。1回、田中がコーナーに追い込み左右のフックを顔面に浴びせた。サウスポーの小畑はガードを固め、隙を見て負けじと反撃。田中はパンチを浴びながらも前に出続け、容赦ない強打を入れた。3回を終えて小畑は顔から出血したが、根性で返して会場を沸かせる。壮絶な殴り合いは4回、田中がロープ際に追い込んで猛ラッシュ。レフェリーストップを呼び込んだ。両者の奮闘に会場からは拍手が巻き起こった。

 田中はリングインタビューで「小畑選手も気持ちが強くて、打ち合いを楽しんでいた感じ。12ラウンドのどこかでKOで行けたらというのが理想だった。4ラウンドでこのような結果になったのは嬉しいです」と語った。

「ハマのタイソン」と称される田中はプロ4戦目で初のタイトル戦を迎えた。昨年7月に高校時代の友人と結婚。これまではデビューから3戦全てでKO勝利を収めていた。家族について聞かれると「試合が決まる前から、ずっとサポートしてもらった」と感謝。「これからも上を目指していく」と誓った。

 小畑は元日本同級暫定王者で日本ユース王座獲得の実績を持つ。大分県別府市のジムに所属。ローカルジムのため、スパーリングパートナーがなかなか見つからないという限られた条件の中で練習に励み、アジア王座を目指していた。

 同王座は、今興行のメインイベントで世界初挑戦するWBO世界同級2位・佐々木尽(八王子中屋)が返上して空位となっていた。佐々木は同級王者ブライアン・ノーマン(米国)と対戦する。

(THE ANSWER編集部)



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