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「お金より、やりがいかな」 プロの道蹴って集まった銀行員軍団、リーグH初代女王へ好発進【ハンドボール】

初出場、初優勝で初代王者へー。ハンドボール女子の香川銀行シラソル香川が、大きな野望に向けて一歩前進した。リーグHのプレーオフ(PO)が13日、東京・国立代々木第一体育館で開幕。レギュラーシーズン(RS)5位でPO初挑戦の香川銀行シラソル香川が、1回戦でRS4位の熊本ビューストピンディーズに27-24で逆転勝ちした。「下剋上」を狙う香川銀行は、14日にRS1位のブルーサクヤ鹿児島に挑む。

PO初挑戦で勝利した香川銀行シラソル香川【写真提供:@リーグH/Mochizuki】
PO初挑戦で勝利した香川銀行シラソル香川【写真提供:@リーグH/Mochizuki】

プロアマ混在のリーグ…シラソル香川は選手全員が銀行員

 初出場、初優勝で初代王者へー。ハンドボール女子の香川銀行シラソル香川が、大きな野望に向けて一歩前進した。リーグHのプレーオフ(PO)が13日、東京・国立代々木第一体育館で開幕。レギュラーシーズン(RS)5位でPO初挑戦の香川銀行シラソル香川が、1回戦でRS4位の熊本ビューストピンディーズに27-24で逆転勝ちし、準決勝に進出した。「下剋上」を狙う香川銀行は、14日にRS1位のブルーサクヤ鹿児島に挑む。

 「最終戦でPO出場を決めたチャレンジャーとして、いいパフォーマンスが出せた」と亀井好弘監督は満足そうに振り返った。前半こそ12-13でリードを許したが、後半に自慢の得点力が爆発。15-17から5連続得点で逆転すると、20-19からは6連続得点で突き放した。

 両チーム最多11得点のCB岡田彩愛が「司令塔として周りを活かしながら、打つ時は思い切り。調子が良かった」と話せば、シュート阻止率43.6パーセントと驚異的なセーブをみせたGK下馬場燎は「ディフェンスとの連携でうまく守れた」と笑顔で言った。

 将来的なプロ化を視野に今季スタートしたリーグH。クラブチームと実業団チーム、プロもアマも混在するリーグで、香川銀行は全員が同行の行員だ。午前中はそれぞれの部署で働き、午後体育館に移動して練習する。初のPOを控えても10日までは通常勤務だった。

 業務とハンドボールの両立。「大変じゃないです。職場の理解もあるし、応援してもらえる。恵まれています」と下馬場。この日も香川から多くの仲間が応援にかけつけ、地元高松ではパブリックビューイングも行われていたという。「私たちが練習している間も、みんなは働いている。そのおかげで練習に集中できる」と話し「銀行のために、という気持ちは強いです」と話した。

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