日本代表のエバデダン・ラリー、中国に強烈スパイクを見舞った直後…

　バレーボール男子のネーションズリーグは11日、中国・西安で予選ラウンド第1週が開幕。日本は地元の中国に3-0（25-23、25-14、25-22）でストレート勝ちの好発進を飾った。第2セット奪取が決まった瞬間、日本の24歳エバデダン・ラリーが見せたスポーツマンシップにファンから驚きの声が集まっている。

　日本が24-14とセットポイントで迎えた場面。日本のサーブを中国が拾い、ボールはネット中央付近にフラフラと上がった。これをエバデダンが叩き込んで25点目を奪いセット奪取。ただ激しいスパイクが中国選手の顔付近に当たり苦しんでいると、エバデダンは喜ぶ日本選手の輪に駆け寄るよりも先に、中国選手に駆け寄り謝罪。二人は手を合わせ、大丈夫だといった様子を見せている。

　バレーボールではよく見られるシーンだが、日本代表戦とあって多くのファンが注目したこのシーン。ネット上では「当たり前すぎるかもだけど、ラリーすぐ相手に駆け寄るとこいい人すぎる」「最後ヒヤッとしたけど、ラリー追いかけていって謝るの好きだよ…」「ラリー君ちゃんと謝ってて偉い」「ラリーさん最後容赦なかったな笑」と賛辞が次々に寄せられた。

　エバデダンは岐阜県出身で、筑波大3年時から大阪ブルテオンでプレーする24歳。2023年に東京で行われたパリ五輪予選でも代表歴がある。