ヘビー級の一発逆転KOに海外衝撃「嘘だろ」「ずっと支配されていたのに…」 英放送局も驚きの一戦
ボクシングのWBA世界ヘビー級暫定王座決定戦が7日(日本時間8日)に英国・イプスウィッチで行われ、同級1位ファビオ・ウォードリー(英国)が同級7位ジャスティス・フニ(オーストラリア)に10回1分42秒でKO勝ちした。衝撃の逆転勝利に海外ファンは熱狂。「アメージングなKO劇だ」「これがヘビー級のボクシングだ」など、反響を呼んでいる。

WBA世界ヘビー級暫定王座決定戦
ボクシングのWBA世界ヘビー級暫定王座決定戦が7日(日本時間8日)に英国・イプスウィッチで行われ、同級1位ファビオ・ウォードリー(英国)が同級7位ジャスティス・フニ(オーストラリア)に10回1分42秒でKO勝ちした。衝撃の逆転勝利に海外ファンは熱狂。「アメージングなKO劇だ」「これがヘビー級のボクシングだ」など、反響を呼んでいる。
一瞬の逆転劇だった。10回1分30秒を過ぎ、フニが軽いステップで左ジャブから右ストレートを伸ばしたところでウォードリーが右ストレートのカウンター。これがフニの顔面にヒットした。背中から倒れたフニは何とか立ち上がったが、レフェリーはここでストップ。地元の観客の大声援の中、ウォードリーは誇らしげに右腕を高々と上げ、観客に向かって吠えた。これでウォードリーは20戦19勝1分け無敗(18KO)となった。
米スポーツチャンネル「DAZNボクシング」公式Xは「何が起こったんだ!!」「ファビオ・ウォードリーがジャスティス・フニをノックアウトした!!」とつづって動画を公開。海外ファンからは「英国のヘビー級シーンは今まさに熱狂的だ」「これを見るのがやめられない!」「ウォードリー、なんてことだ。 wow!!」「おいおい、これは強烈的だな、なんてこった(笑)」「嘘だろ」「アメージングなKO劇だ…フニはなんで無謀だったんだ? 勝利は確実だったのに!」「これがヘビー級のボクシングだ。素晴らしい」「何だこれ、ハハハハハ、彼はずっと支配されていたのに、こうなるなんて、すごいな」と逆転カウンターに衝撃を受けた声が上がった。
英衛星放送「スカイスポーツ」は「ファビオ・ウォードリーが、イプスウィッチのポートマン・ロードでジャスティス・フニを10ラウンドの見事なノックダウンで破り、勝利を掴んだ」との見出しで記事を公開。本文では「ファビオ・ウォードリーはイプスウィッチでの帰国戦で、ジャスティス・フニをノックアウトで破り、WBA暫定ヘビー級タイトルを獲得した」と結果を伝えた。
試合内容については「フニは最初の9ラウンドのほとんどを支配し、スコアカードでは大きくリードしているように見えたが、ウォードリーは10ラウンド目で顔面に強烈な右パンチを決め、見事な勝利を掴んだ」とフニが優位に試合を運んでいた中での逆転勝利だったこと説明している。
WBA世界ヘビー級は23戦全勝(14KO)のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)がスーパー王者に君臨。レギュラー王座にはクラフト・プレフ(ブルガリア)が就いている。「スカイスポーツ」は「この勝利で、彼は来月行われるオレクサンドル・ウシクとダニエル・デュボワの統一戦の勝者に挑戦できる可能性が出てきた」とも伝えている。
(THE ANSWER編集部)