日本インカレで同着Vの珍事! 男子200m決勝「20秒896」1000分の1秒まで差なし、同タイム決着に会場どよめき
陸上の第94回日本学生対校選手権(日本インカレ)は8日、岡山・JFE晴れの国スタジアムで大会最終日が行われ、男子200メートル決勝で同着優勝の珍事が起きた。佐々木清翔(岩手大2年)と大橋明翔(環太平洋大4年)が20秒896(向かい風0.3メートル)で1000分の1秒まで並び、2人のチャンピオンが誕生した。

日本インカレ
陸上の第94回日本学生対校選手権(日本インカレ)は8日、岡山・JFE晴れの国スタジアムで大会最終日が行われ、男子200メートル決勝で同着優勝の珍事が起きた。佐々木清翔(岩手大2年)と大橋明翔(環太平洋大4年)が20秒896(向かい風0.3メートル)で1000分の1秒まで並び、2人のチャンピオンが誕生した。
混戦の前評判だった200メートル決勝、コーナーから抜けても8人がほぼ横並び。最終的に5レーンの佐々木と8レーンの大橋が抜け出したが、まったく並んでフィニッシュラインを駆け抜けた。長い審議の末、先に1着で佐々木がアナウンスされたが、続けて大橋も同着としてアナウンスされた。会場はどよめき。まさかの2人の王者が誕生し、佐々木と大橋はがっちりと握手を交わして健闘を称え合った。
そろってインタビューを受けた2人。佐々木は「横に(大橋が)見えていたので、もしかして負けたかなと思ったけど、トルソーでぎりぎり追いつけたかなと思った」と振り返り、大橋は「自分は1番を狙ってきたので、先に佐々木さんの名前が出た時はとても悔しかった。けど、着差なしの同着1位だったので良かったと思う」と話した。
(THE ANSWER編集部)