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バレー西田有志、リスクある代表活動休養を選んだ理由「自分の中で大切にしてきた生き方」 時間かけ「変化」求める

2025年度バレーボール男子日本代表チームのキックオフ記者会見が5日、都内で開催された。ロラン・ティリ新監督のほか、昨年のパリ五輪にも出場した西田有志らが出席。西田はパリ五輪を終えて、日本代表活動を一時休養すると明言していたが、「OQT(五輪予選)の時から決めていた」と以前から持っていた考えであることを明かした。

キックオフ記者会見に登壇した西田有志【写真:イワモトアキト】
キックオフ記者会見に登壇した西田有志【写真:イワモトアキト】

VNL、世界バレーは不測の事態がない限り出場せず

 2025年度バレーボール男子日本代表チームのキックオフ記者会見が5日、都内で開催された。ロラン・ティリ新監督のほか、昨年のパリ五輪にも出場した西田有志らが出席。西田はパリ五輪を終えて、日本代表活動を一時休養すると明言していたが、「OQT(五輪予選)の時から決めていた」と以前から持っていた考えであることを明かした。

 パリ五輪では準々決勝でイタリアとフルセットの激闘を演じるも、あと一歩及ばず敗退した。日本の得点源として活躍してきた西田は大会後、インスタグラムで代表活動の一時休養を明言していた。

「自分が必要と思っているところに、時間がなかなか割けないスケジュール感でもあった。時間を割いて自分のものにするには、今まで以上に時間が非常に大切だと感じていた」

 時間をかけて強化したいポイントがあっても、所属チームと代表の活動をともにこなす多忙なスケジュールの中ではなかなか徹底して鍛え上げることが出来なかった。代表から離れることに不安も当然あるが、リスクを取ってでも「変化」を求めた。

 今月開幕のネーションズリーグ(VNL)、8月の世界バレーには、チームに不測の事態が起きない限り出場しない予定。ティリ監督にも理解を得ている。

「来年代表に呼ばれないという展開もあるかもしれないし、プレッシャーを持ちながらやることで自分のレベルが上がりやすいのかなと。リスクを取ってそういう行動をするのは、自分の中で大切にしていた生き方。来年(代表に)いなかったら僕も笑っちゃうんですけど、居られるように頑張ります」

 取り組みたいことについては「サーブに関してはよりミスなく、効果を上げるために、トスのあげる手を逆にしたり、アプローチの仕方も、ジャンプの仕方を変えたり。体の根本的な構造をしっかり変えていくこと。非常に時間がかかりますし、具現化して、理解して、自分の体に覚え込ませる」と表現した。

(THE ANSWER編集部)



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