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大谷翔平に広がった衝撃「この中で1人だけだ」 ジャッジ、シュワーバーと確実な違い… 3戦連発の直前に「あり得ない」驚異の1球も

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、28日(日本時間29日)までの敵地6連戦中に、広い球界を見渡しても“大谷しかできない”ことを達成した。米記者が「この中で1人だけだ」と驚きをもって伝えた事実とは。

今季20号を放ったドジャースの大谷翔平【写真:荒川祐史】
今季20号を放ったドジャースの大谷翔平【写真:荒川祐史】

マウンドで156キロ→その後3試合連続本塁打

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、28日(日本時間29日)までの敵地6連戦中に、広い球界を見渡しても“大谷しかできない”ことを達成した。米記者が「この中で1人だけだ」と驚きをもって伝えた事実とは。

 事の発端は25日、ニューヨークで行われたメッツ戦の試合前、キム・ヘソンらを打席に迎えての投球練習「ライブBP」を行っていた。2023年の9月に右ひじを手術しており、打者との対戦は同年8月23日(同24日)のレッズ戦以来、641日ぶりだった。その日の試合から、実に3試合連続本塁打。二刀流復活へ一歩ずつ近づく中で生まれた快記録だった。

 このライブBPで、大谷が投じた1球に衝撃が走った。右打者の真ん中付近から内角低めに向かって高速で沈む球。ツーシームのようだ。鋭く、変化量も大きい投球に、満足なスイングをさせてもらえなかった打者は困惑気味だった。実際の映像をMLB公式Xも投稿。「ショウヘイ・オオタニのライブBPのこの投球は不合理な動きだ」と伝え、米ファンも「オオタニにできないことはあるのか?」「オオタニの球のこの動き方はあり得ない」と驚くほかなかった。

 この日、大谷は97マイル(約156キロ)を計測。ただ、米専門メディア「ドジャース・ブリード・ロス・ポッドキャスト・ネットワーク」公式YouTubeチャンネルの映像では、大谷が「1回目のライブなので96、7(マイル)は投げないようにしていましたが、最後の方は出ていた。いいところでもあり、でも、もう少し抑えながらいけばいいかなと」と語っていた。抑えめの投球にもかかわらず、この剛速球でネット上もざわついていた。

 27日(同28日)、クリーブランドで行われたガーディアンズ戦で大谷は4回に大リーグ単独トップに立つ20号2ランを放った。マウンドのバイビーが呆然と見送るしかないほど高々と上がった打球が、左翼スタンドへ舞い降りた。

 米専門メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者が自身のXで、両リーグの本塁打ランキングを紹介。大谷が20号で首位に立ち、2位にはジャッジ(ヤンキース)、シュワーバー(フィリーズ)が並んでいた。さらに「この中で、投手として最近ライブBPで97マイル(約156キロ)を投げたのは1人だけだ」と忘れられがちな事実を伝えた。最近は打者専念しているが、これに投手としての実力が発揮されれば……誰もが期待せずにはいられない。

(THE ANSWER編集部)



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