佐々木朗希、離脱前に緊迫のやり取り「正直に話してほしい」 監督が明かす感謝と後悔「言ってくれればよかったのに…」
米大リーグ、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、右肩の「インピンジメント症候群」で戦線離脱している佐々木朗希投手の状況について、ABEMAのインタビュー企画「おはようロバーツ」の中で明かしている。佐々木が数週間前から肩の痛みをトレーナーに伝えていたのを「私は知らなかった」とし、負傷者リスト入りさせる直前の12日(日本時間13日)には「正直に今の状態を話してほしい」と緊迫のやり取りがあったことも明かした。

ロバーツ監督が「ABEMA」に明かした舞台裏とは
米大リーグ、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、右肩の「インピンジメント症候群」で戦線離脱している佐々木朗希投手の状況について、ABEMAのインタビュー企画「おはようロバーツ」の中で明かしている。佐々木が数週間前から肩の痛みをトレーナーに伝えていたのを「私は知らなかった」とし、負傷者リスト入りさせる直前の12日(日本時間13日)には「正直に今の状態を話してほしい」と緊迫のやり取りがあったことも明かした。
佐々木は9日(同10日)のダイヤモンドバックス戦で4回0/3を投げて5失点したのを最後に、戦線離脱している。13日(同14日)には15日間のIL入りとなった。ロバーツ監督はこの間の状況について、12日に佐々木と直接話したことを明かした。
「彼は『少し痛みがある』と言ったので、私は『正直に今の状態を話して欲しい』と言った。彼は『違和感がある』と言ったので、MRIを撮り、トレーナーにも診てもらって、故障者リストに入れることに決めた」
また、佐々木が数週間前からトレーナーに肩の違和感を訴えていたのを「私はそのことを知らなかった」と明かす。佐々木の球速が落ち、制球も乱れているのを目の当たりにした後「肩に違和感がある」と聞いたため「納得した」のだという。
ロバーツ監督は、佐々木が肩の痛みに耐えていたことについて「ある意味、朗希が何も言わなかったことに感謝もしている」とも言う。「彼には競争心があり、チームメイトを助けたかったんだと思う。投球に苦しんでいたが、我々が投げてほしがったから、彼は投げようとした。何か言ってくれれば良かったのにとも思うけど……。そうすれば彼を守れたので」。負傷を防げなかったのが悔しそうだ。
今後については「1~2週間は完全休養の予定。その後、ゆっくり段階的に投球を再開させる」とし、復帰は6月末になるとの見通しを示している。
(THE ANSWER編集部)