井上尚弥は「伸び盛りです」 大橋会長が太鼓判、中谷潤人・名参謀の「年老いた~」発言に「心配は…」
大橋ボクシングジムの大橋秀行会長が16日、横浜市内のジムで取材に応じ、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)がWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)のトレーナーを務めるルディ・エルナンデス氏の発言に反論したことについて言及した。

大橋会長が言及
大橋ボクシングジムの大橋秀行会長が16日、横浜市内のジムで取材に応じ、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)がWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)のトレーナーを務めるルディ・エルナンデス氏の発言に反論したことについて言及した。
エルナンデス氏は世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」のインタビューで「イノウエとは“明日”より今戦いたい」と発言。「年老いたイノウエより、良い状態のイノウエと戦いたい。もし来年まで待てば、イノウエが年を取ったという言い訳が出てくるだろう。今倒せば、より価値がある。選手が少しでも年を取れば、それが最初の言い訳になる。『もっと若ければ違っていた』と言われるんだ」と続けた。
これに対し、井上は自身のXを更新。「おいおい!!!ルディさん!!! 1年後も全盛期だ 言い訳なんかしない 誰も衰えちゃいないから まだまだ上の景色を見に行く 以上」と反論。井上にしては珍しく語気を強めた投稿となった。
大橋会長は井上について「伸び盛りです」ときっぱり。「本当に伸びています。スパーリングとか試合で打たれる人は落ちますが、この間の試合も、まともにもらったのは1発だけでした。だからそういった心配はいらないですね」と説明した。
井上は、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで4日(日本時間5日)にWBA世界スーパーバンタム級1位ラモン・カルデナス(米国)と対戦。2回終了間際、カウンターの左フックを被弾し、ダウンを喫した。劣勢に立ったがそこから反撃。7回にダウンを奪い返すと、8回も猛ラッシュでレフェリーストップを呼び込んだ。
また、井上は3月31日のボクシングの2024年度年間優秀選手表彰式で中谷に対し、1年後の対戦を呼びかけるサプライズ発言。大橋会長はラスベガスでのカルデナス戦前に「来年の5月ぐらいですかね」と対戦時期の見通しを説明していた。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)