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ド軍、朗希の昨季中負傷は契約前に調査済「問題ではあったが…」編成幹部が明かす 復帰を支援「彼の右腕には将来のCY賞がある」

米大リーグ・ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が15日、本拠地アスレチックス戦前に報道陣の取材に応じ、負傷者リスト(IL)入りした佐々木朗希投手に言及。ロッテ時代の昨季に右肩に負傷があったことは把握していたことを明かし、焦らず復帰を目指すことを後押しする考えを示した。

IL入りしているドジャースの佐々木朗希【写真:荒川祐史】
IL入りしているドジャースの佐々木朗希【写真:荒川祐史】

本拠地アスレチックス戦

 米大リーグ・ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が15日、本拠地アスレチックス戦前に報道陣の取材に応じ、負傷者リスト(IL)入りした佐々木朗希投手に言及。ロッテ時代の昨季に右肩に負傷があったことは把握していたことを明かし、焦らず復帰を目指すことを後押しする考えを示した。

 佐々木は前回9日(同10日)のダイヤモンドバックス戦で5回途中5失点。次回はこの日のアスレチックス戦の先発が予定されていたが、13日(同14日)に右肩のインピンジメント症候群により戦線離脱。14日(同15日)に本人は「今はノースローで、状態はそこまで詳しくは分からないが、日に日には良くなっている感じはある」「日本のシーズン中も似た状況はあった。その時の方が状態は悪かった」と語り、手術は否定した。

 この日、取材に応じたフリードマン本部長は「ロウキは数週間、肩に悩まされていた。幸運にも画像診断で見つかった問題は重大なものではなかった」と胸をなでおろした上で、「彼の右腕には、将来のサイ・ヤング賞があると我々は強く信じている。彼が健康で力強い状態になることが、それを達成するためのベストな方法だ」と改めて未完のルーキー右腕への期待を表現した。

 昨季中に負傷していたことを知っていたか問われると「ああ」と頷き、その上で契約したのは問題と思っていなかったかも聞かれた。「問題ではあったが、大きな問題ではなかった。大きな問題は、復帰に1年や1年半かかるような大きな手術が必要なもの。我々にとって重要なのは体を強化し、炎症を落ち着かせ、彼の体がしっかりと自分のピッチングをできる正しい状態まで戻すこと」。これからは復帰をバックアップしていく。

 また、本人と直接話したといい、どんな言葉を掛けたかについて「我々は彼が世界で最高の投手の1人になると強く信じている。そして最も重要なことは、彼を健康な状態にし、また力強さを取り戻してもらうこと。だから、いかに我々が彼のことを信じているか、彼がどれだけ優れているか励ますものだった。そして、健康な状態に戻るように一緒に取り組み、我々の勝利に貢献してほしい」という主旨の思いを伝えたという。

 昨年は山本由伸も故障し、復帰まで3か月の時間を与えた。「それと同じアプローチになるか」と問われたフリードマン本部長は「異なる」と断言。「まだわからないが、最も重要なことは、体を強化して炎症がなくなるところまで達すること。そこまでいけば、我々は積極的になり、投球プログラムを構築していく。まだそれがどれだけかかるかはわからない」と、あくまで現時点で復帰までのプロセスは未定であると強調した。

(THE ANSWER編集部)



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