ダイヤモンドバックスのロブロ監督が…

　米大リーグ・ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督が大暴れだ。14日（日本時間15日）の敵地ジャイアンツ戦で退場処分を受けた際、怒りのあまり、審判団に“逆宣告”するというパフォーマンス。なかなか見られない珍シーンに、日本の野球ファンも思わず笑うしかなかった。

　お前も、お前も、お前もだ！……。8回、判定に納得がいかずにベンチを飛び出して猛抗議したロブロ監督。激しい口調もあって、その場で退場が宣告された。これにロブロ監督はさらにヒートアップ。審判を一人ひとり指差して“退場ポーズ”を突きつけた。それでも怒りが収まらず、両手を大きく回して“全員だ”と言わんばかりのジェスチャー。最後まで納得いかない様子だった。

　事の発端は2死一塁からジャイアンツの1番エリオト・ラモスが内野安打で出塁したが、一塁走者のコスが二塁手ローラーと交錯して倒れ込み、アウトとなった。これでチェンジになるはずだったが、審判団の協議の結果、走塁妨害と判断されて2死一、二塁でプレー続行。これにロブロ監督が怒った形だった。

　退場処分受けた監督が、審判団をまとめて“逆退場宣告”するという球場騒然の出来事に、X上の日本ファンは爆笑。現役時代はスワローズでもプレー経験があることで日本人にも馴染みのあるだけに「ロブロ監督おもしろすぎ」「ロブロ　ご立腹　退場w」「乱闘と監督退場シーンが大好きな私このロブロ大好物」「審判全員に退場宣告してて笑う」「永久保存」「審判を退場させてんの好き」など、反響が広がっていた。

　MLB監督の退場といえば、前日13日（同14日）にヤンキースのアーロン・ブーン監督がマリナーズ戦でキャリア41度目の退場処分を受けたことが話題になった。それだけに「退場食らって逆に審判に退場食らわすとかブーンより面白いことしちゃって」「新たな劇場型監督現る」といった声も上がっている。