[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

井上尚弥は「適応できるか…」 アフマダリエフ戦を名手ドネアが展望「手ごわい相手になる」

ボクシングの元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の快進撃に警鐘を鳴らした。WBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)との防衛戦で浴びたダウンを引き合いに「それに弱いことが分かっている」と懸念を示している。

4団体防衛戦で8回TKO勝ちした井上尚弥【写真:Getty Images】
4団体防衛戦で8回TKO勝ちした井上尚弥【写真:Getty Images】

次戦で有力視されるアフマダリエフ戦を展望

 ボクシングの元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の快進撃に警鐘を鳴らした。WBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)との防衛戦で浴びたダウンを引き合いに「それに弱いことが分かっている」と懸念を示している。

 井上は4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでカルデナスと対戦。2回終了間際、カウンターの左フックを被弾し、ダウンを喫した。それでも3回以降は反撃に転じて攻勢。7回にダウンを奪い返すと、8回45秒TKO勝ちを収め、世界戦通算23KOで歴代最多記録を77年ぶりに更新した。

 本場を熱狂させた激闘を、ドネアは好意的に捉えたようだ。米専門メディア「ファイト・フック・ニュース」公式YouTubeチャンネルで、「彼(井上)は目立っていた。多くの人に彼の弱さだけでなく、勝ちたいという意思を示した試合だった。彼は、『ダウンを奪われてもノックアウトしてやるぜ』のような気持ちで戦ったんだ。カルデナスの功績も認めてリスペクトしたい」と、勇敢な戦いぶりを評している。

 井上はカルデナス戦後、リング上で次戦について、元WBA&IBF統一王者で現WBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との対戦を明言。9月の日本開催が有力視されている。新記録となった世界戦23KOの更新に期待が膨らむ一方、ドネアはある懸念も示した。

「MJ(アフマダリエフ)はイノウエの手ごわい相手になると思う」と展望したうえで、カルデナス戦でダウンを喫した場面を例に取り「MJはサウスポーで、イノウエはサウスポーから左フック、または左オーバーハンドに捕まることがあるからね。彼がそれに弱いことが分かっている。そこに適応できるかどうか」と見解を示している。

 アフマダリエフは以前より井上との対戦を熱望。マッチアップ実現を見据えて、「アフマダリエフも素晴らしいボクサーだからね。どうなるかね。いい試合になると思うよ」と、好勝負を期待した。

(THE ANSWER編集部)



W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
CW-X
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集