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井上尚弥、ダウン20秒後に発した5文字 全米中継で流れる両陣営の会話内容「大丈夫?」に対し…

ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)との4団体防衛戦に臨み、8回45秒TKO勝ちした。試合から6日経過もファンの間では熱は収まらず。試合を中継した米スポーツ専門局「ESPN」では両陣営の会話内容が拾われていた。

4団体防衛戦で8回TKO勝ちした井上尚弥(左)【写真:荒川祐史】
4団体防衛戦で8回TKO勝ちした井上尚弥(左)【写真:荒川祐史】

井上尚弥VSカルデナス

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)との4団体防衛戦に臨み、8回45秒TKO勝ちした。試合から6日経過もファンの間では熱は収まらず。試合を中継した米スポーツ専門局「ESPN」では両陣営の会話内容が拾われていた。

 井上は2回残り15秒でカウンターの左フックを顔面に被弾。まさかのダウンを喫した。会場は騒然。試合ではアマチュア時代を含めて人生2度目のダウンだった。立ち上がり再開直後にラウンド終了のゴングが鳴った。コーナーに戻ると、父でトレーナーの真吾氏から「大丈夫?」と聞かれると、落ち着いた様子で「今、2(ラウンド)だよね?」と確認。被弾から約20秒後の発言だった。

 試合後の会見でダウン後について「まずは落ち着いてポイントをピックアップしていくことを考えた」と語っており、冷静に巻き返しへの段階を踏んでいたようだった。

「ESPN」は3回終了後、カルデナス陣営のトレーナーであるジョエル・ディアス氏へインタビュー。「カルデナスに、もっとプレッシャーをかけてボディーを狙うように指示を出した」と紹介した。それに対してカルデナスは「彼は俺を崩せないよ」と井上のパンチに耐えられることを強調していたのだという。これに対し、ディアス氏は「集中力を切らさずミスをするな」と指示を出して送り出していた。

 さらに、7回終了後のコーナーでもディアス氏がカルデナスに「あと1ラウンドだけ与える。なぜか? お前のスピードが落ちているからだ。相手に圧力かけてぶっ倒せることを示せ! でも、もし止まったら次の回は戻さないぞ!」と発言。井上に攻め込まれた現状にダメージの蓄積を心配していたようだ。

(THE ANSWER編集部)



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