女子ゴルフ海外メジャー制した西郷真央が帰国 池ダイブ回顧「臭いがすごい」 記念のバスローブも持ち帰り
女子ゴルフの米ツアー・シェブロン選手権で海外メジャー初優勝を飾った西郷真央(島津製作所)が6日、成田空港着の航空機で帰国した。4日(日本時間5日)まで行われたブラック・デザート選手権に休みなしで出場したものの疲労を感じ、リフレッシュを兼ねた凱旋帰国。到着後は取材陣から祝福の花束を受け、次戦の海外メジャー・全米女子オープン(現地29日開幕)への意気込みを語った。

次戦は全米女子オープン「そこを意識して調整してきた」
女子ゴルフの米ツアー・シェブロン選手権で海外メジャー初優勝を飾った西郷真央(島津製作所)が6日、成田空港着の航空機で帰国した。4日(日本時間5日)まで行われたブラック・デザート選手権に休みなしで出場したものの疲労を感じ、リフレッシュを兼ねた凱旋帰国。到着後は取材陣から祝福の花束を受け、次戦の海外メジャー・全米女子オープン(現地29日開幕)への意気込みを語った。
ゴールデンウィークの最終日。混雑する成田空港に西郷が降り立った。日本人女子5人目のメジャー覇者となっての帰国。約30人の取材陣を前にすると、笑みを浮かべて「(優勝は)一生忘れられない思い出です。諦めずにプレーして良かったです」と実感を込めた。
同大会優勝者の恒例にならった池へのダイブ。あらためてその感想を問われると、「(両手を引っ張られて)思ったより遠くに飛んでいましたね。その後に『臭いがすごいね』と話しましたが、伝統のことができたことは嬉しかったです」。一方で「来年優勝したら、もういいかな」と苦笑いした。その後に着せられたバスローブはトランクに入れているといい、「(自宅で)使いませんよ(笑)。でも、記念として取っておきます」と返した。
今後の目標については、師匠である尾崎将司への報告の際に伝えるとし、「(この場で)言語化はしたくないです。それができたかどうかは、シーズンが終わった後に報告したいです」と言うにとどめた。
だが、優勝会見では現在13位の世界ランキングで1位を目指すこと、他のメジャー4大会を制す意欲も示していた。そして、この日は全米女子オープンへの思いを問われ、「去年は予選落ちをして悔しい思いをしたので、オフにそこを意識してクラブの調整もしました」と明かした。
全米女子オープンの特徴は硬くて速いグリーン。昨年大会については「いいショットが(スピンが効かずに)止まってほしいところに止まらないこともありました」と振り返った。そのため、アイアンのロフトを寝かせるなどの対策もしているといい、日本での調整期間でも「体を休めながら、クラブの調整はしていきたいです」と話した。
もっとも、全米女子オープンには現段階で日本勢18人が出場を確定。今季、米ツアーのルーキー・竹田麗央は既に1勝し、岩井明愛は2度2位に入っている。昨年優勝者の笹生優花は2連覇と通算3度目の優勝を狙い、昨年のメジャー・エビアン選手権を制した古江彩佳も優勝候補に挙げられている。ひしめくライバルたち。西郷は「他の国の選手たちもそうですが、みんながストイックで、それによって結果が出ていると思います。これからも、お互いにいいプレーをしていきたいです」と言い、前を見据えた。
(THE ANSWER編集部)