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ド軍監督、佐々木朗希との接し方は「慎重」と語る理由 2回途中降板で行動「自信が揺らいだと思ったんです」

米大リーグ・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、日本人3選手との接し方について語った。5日に放送された「ABEMA」のインタビュー企画「おはようロバーツ」に登場し、自身が持つコミュニケーション術を紹介。大谷翔平投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手のそれぞれに対し、異なる方法でアプローチしていることを明かしている。

ドジャースの佐々木朗希【写真:ロイター】
ドジャースの佐々木朗希【写真:ロイター】

日本人トリオとの接し方を紹介

 米大リーグ・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、日本人3選手との接し方について語った。5日に放送された「ABEMA」のインタビュー企画「おはようロバーツ」に登場し、自身が持つコミュニケーション術を紹介。大谷翔平投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手のそれぞれに対し、異なる方法でアプローチしていることを明かしている。

 新シーズンが始まって1か月以上が経過。指揮官としてあらゆる部分に目を光らせ、チームを向上させるにあたって、ロバーツ監督は選手とのコミュニケーションを重要視している。「日本人トリオ」として注目が集まる大谷、山本、佐々木の3人については「日本人」という括りではなく、それぞれ異なる方法で接しているという。

 大谷に対しては「ショウヘイにやる気を起こさせる必要なんてない。やりたいようにさせている。『調子はどう?』とは聞くが、彼は自分に厳しいから大丈夫」と信頼を寄せ、個人を尊重。山本については「ヨシノブは快適に過ごせているか尋ねるだけ。引き続き素晴らしい結果が出るように励ます。彼は今、自信を持っていて、それが重要なんです」と心身ともに充実している今の状態をキープしていくため、サポートを行う姿勢だ。

 唯一、佐々木に対しては違ったアプローチを取っている。「ロウキはうまくやれているかを確認する。彼にとっては初めての年ですし、自信をつけてほしい。朗希と接するときはとても慎重。私は彼を守ろうとしています」と言及した。本拠地初登板となった3月29日(日本時間30日)のタイガース戦では押し出しを含む4四球。2回途中2失点で早期降板した。

 この時の佐々木とのやり取りについては「彼の自信が揺らいだと思ったんです。だから、励まして彼を支えないといけないと思った」と回顧。「誰でも成功するには苦労するから『完璧じゃなくていい』と伝えました。ただ制球力を高めてもっとストライクを入れてほしい、もっと変化球を使えるようになってほしい、直球を信じられるようになってくれと伝えました。最後に『私もコーチもチームメイトも、みんな信じている』と伝えました」と打ち明けた。

 選手間のコミュニケーションを重視するロバーツ監督は、ある“改革”を行ったことも紹介した。遠征時、ドジャースは選手用とコーチやスタッフ、チームに同行する人用にチャーター機を2台用意。1台のチャーター機に選手だけが搭乗しているのは「野球界でドジャースだけ」と明かした上で「選手たちが一緒の時間を過ごしてほしいんです。移動中に関係性を築いてほしい」と狙いを語っている。

(THE ANSWER編集部)



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