復活V、菅沼菜々のブレない信念 アンチがいても「発信は続けます」支えられた“ファンミ”と感謝
コーチの言葉「天才なんだから頑張って」男子大会にも参戦
30分後の優勝会見では「どん底まで落ちた」ことを振り返った。2023年に2勝しながら、右ひざの負傷でスイングのバランスを崩した。翌24年シーズンは低迷が続き、9月には肺炎を患って入院。シード落ちで受けたQTも失敗してしまった。
「ゴルフが楽しくなくなったので『ゴルフを好きになるまでは休もう』と思い、1か月半ほどお休みしました」
練習を再開したのは、今年1月19日に開催したファンミーティングの後だった。
「どんな状況になっても応援してくださるファンの皆さんにパワーをもらったので、『また、やろう』と決めて練習を再開しました。すると、変なクセが消えていたんです。リセットして良かったです」
その上で、24年11月から指導を受けるようになった森守洋コーチに励まされたのが大きかったという。
「森さんは褒めて伸ばしてくれるんです。『菜々ちゃんは天才なんだから頑張って』と。そして、シンプルな伝え方で元のスイングに戻してくれました」
そして、前週は国内男子ツアーの前澤杯に出場。これも森コーチが大会企画者の実業家・前澤友作氏を指導していることで決まった。そして、菅沼の状態を見た森コーチは、菅沼の父・真一さんに「近いうちに勝ちますよ」と話していたという。