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井上尚弥戦は「日本の倍」に上る4000ドル審判報酬 ヘビー級に匹敵…「全てが破格」のベガス興行

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を行う。報酬はレフェリーが4000ドル(約58万円)、ジャッジが一人3000ドル(約43万円)だ。日本の興行を統括する日本ボクシングコミッション(JBC)によると「全てが破格」と驚きの興行規模という。

ラスベガスで会見に出席した井上尚弥【写真:荒川祐史】
ラスベガスで会見に出席した井上尚弥【写真:荒川祐史】

井上尚弥戦でレフェリー58万円、ジャッジ43万円の報酬

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を行う。報酬はレフェリーが4000ドル(約58万円)、ジャッジが一人3000ドル(約43万円)だ。日本の興行を統括する日本ボクシングコミッション(JBC)によると「全てが破格」と驚きの興行規模という。

 井上が4年ぶりに行うベガス決戦は、選手以外も高額報酬だ。井上―カルデナス戦のレフェリーはトーマス・テイラー氏、ジャッジはマックス・デルーカ氏、デビッド・サザーランド氏、スティーブ・ワイスフェルド氏の3人が担当。米専門メディア「ボクシング・シーン」によると、ネバダ州アスレチック・コミッションにより満場一致で承認され、それぞれの報酬を伝えた。

 日本の興行を管理、統括するJBCの安河内剛事務局長は3日、東京・後楽園ホールの興行前に取材に応じ「凄い。ビッグマッチの証しですね」と報酬に驚き。選手のファイトマネーとともに、興行規模によってレフェリーとジャッジの報酬も上下するという。「4000ドルは聞いたことがないという金額ではないですが、(海外開催の)ヘビー級レベルです」と、より規模の大きい最重量級に匹敵することを明かした。

 日本開催の世界戦では、井上戦でもレフェリーは2000~2500ドル(約29~36万円)、ジャッジは1500ドル(約21万7000万円)ほどが多いとのこと。安河内氏は「今回は日本の倍ですね。ちなみに本日(3日)の東洋太平洋タイトルマッチのレフェリーは500ドル(約7万2000円)です」と説明した。海外から招聘するため、渡航費や宿泊費が報酬以外に支払われる。

 井上は昨年11月にサウジアラビアの国際娯楽イベント「リヤド・シーズン」とスポンサーシップ契約。推定1900万ドル(約30億円=当時)と発表された。ラスベガス開催は4年ぶり3度目だが、過去2度以上にボクサーとして価値が上がった状態。破格の金額が動くのは需要のある証しであり、安河内氏は今回のレフェリー報酬を踏まえた上で「全てが破格ですね」と舌を巻いていた。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)



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