ヤンキース戦

　米大リーグ・オリオールズの菅野智之投手は28日（日本時間29日）、本拠地ヤンキース戦に先発した。5回5安打無失点、毎回の8奪三振の好投。4-3で勝利したチームに貢献し、今季3勝目（1敗）を挙げた。試合後、会見に応じ自身の投球を振り返った。

　ロッカールームで白いTシャツ姿というラフな格好で取材を受けた菅野。今日の投球について「毎登板いろんな発見があって、一つはスイーパーがよくなってきたというのと、真っすぐも今日は効果的に使えた。そこが一つの要因かなと思います」と話した。8三振を奪い、軸になったスプリットについては「スプリットだけにフォーカスすると、正直もう少しいい日があった。ストレートを効果的に使えたので、空振りを奪えたと思います」とあくまでも直球とのコンビネーションだと強調した。

　また、ヤンキースの強打者ジャッジとの対戦を問われると「スプリングトレーニングで対戦しましたけど、四球を出してブーイングされたので、ブーイングされないように真っ向勝負でいきました」とにこやかに回答。聞いていた米記者も思わず口角を上げ、「ハハハ」と笑い声が響いていた。