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中学卒業で引越しバイト→前澤杯V「色々あり…」 石川遼を追った同学年・小西たかのりの雑草魂

国内男子ゴルフの新規大会「前澤杯 MAEZAWA CUP」最終日が27日、千葉のMZ・GC(6652ヤード、パー70)で行われ、首位で出た小西たかのり(フリー)が4バーディー、1ボギーの67で回り、通算17アンダーで悲願のツアー初優勝を飾った。石川遼、松山英樹と同学年の33歳。エリート2人とは違う道を歩んできた「雑草魂」で初代王者に輝いた。

優勝トロフィーを手に笑顔で撮影に応じる小西たかのり【写真:Getty Images】
優勝トロフィーを手に笑顔で撮影に応じる小西たかのり【写真:Getty Images】

前澤杯

 国内男子ゴルフの新規大会「前澤杯 MAEZAWA CUP」最終日が27日、千葉のMZ・GC(6652ヤード、パー70)で行われ、首位で出た小西たかのり(フリー)が4バーディー、1ボギーの67で回り、通算17アンダーで悲願のツアー初優勝を飾った。石川遼、松山英樹と同学年の33歳。エリート2人とは違う道を歩んできた「雑草魂」で初代王者に輝いた。

 最終18番パー4。同スコアで競っていた今平周吾が目の前で1メートル半のパーパットを外し、小西の初優勝が決まった。

「『あっ、決まった』という感じでした」

 ファッション通販サイト「ZOZO」創業者の前澤友作氏が創設した初開催の大会。実は17番でも同じ感情が頭を巡っていた。20メートルのバーディーパットを入れた瞬間だ。

「『あっ、入った』という感じでした。ワンピン(2メートル半)くらい切れるスライスラインで寄せるつもりだったので」

「あっ」の連続で手にした初優勝。涙はなく、表彰式のスピーチは緊張でたどたどしくなった。それでも、前澤氏の横で喜びを表現した。

「前澤さんが企画され、注目されたこの大会の初代王者になれたことをうれしく思います。やっと名を刻めました」

 会見でここまでの道のりを明かした。東京・葛飾区生まれ。タイガー・ウッズに憧れ、9歳からゴルフを始めた。「ほぼ独学で上達」して、小学4、5年の全国大会では石川らと優勝を争った。だが、「家庭の事情」で中学卒業を前にゴルフから離れたという。

「いろいろあって、自分は高校にも進学していません。引っ越しのアルバイトなどをしていました」

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