プロ野球選手の平均在籍期間は6.3年、NPBが進路調査結果発表 4年前より1年4か月短く…厳しい現実
日本野球機構(NPB)は21日、2024年に戦力外となったり、現役引退を選んだ選手の進路調査結果を発表した。調査対象となったのは157人。93人(78.34パーセント)が何らかの形で野球にかかわり続ける一方で、NPB球団への平均在籍年数はわずか6.3年。2020年の7.7年から1年4か月も短くなっており、選手にとっては厳しさの増す結果となっている。

78%が指導者、スタッフとしてNPB残留も…未定も13%
日本野球機構(NPB)は21日、2024年に戦力外となったり、現役引退を選んだ選手の進路調査結果を発表した。調査対象となったのは157人。93人(78.34パーセント)が何らかの形で野球にかかわり続ける一方で、NPB球団への平均在籍年数はわずか6.3年。2020年の7.7年から1年4か月も短くなっており、選手にとっては厳しさの増す結果となっている。
調査対象となったのは、昨季で戦力外通告を受けたり、現役引退を選んでNPB選手としてのキャリアを終えた157人。外国人選手と、同一球団内で育成再契約した選手は含まない。球団別にみると、ソフトバンクの22人、巨人の20人が多く、阪神が8人、広島が9人と少ない。
現役を離れた平均年齢は26.3歳(昨年10月31日時点)で、NPB球団への平均在籍年数は6.3年。これは2020年の28.1歳、7.7年からどんどん若く、短くなっており、華やかな世界の厳しい一面をうかがわせる。
新たな進路としては、監督やコーチ、スタッフとしてNPB球団に残ったケースが93人(59.24パーセント)。NPB以外の指導者や解説者となったのが30人(19.11パーセント)。一般企業への就職や起業、進学で野球を離れたケースが13人(8.28パーセント)、未定や不明が21人(13.38パーセント)となっている。
(THE ANSWER編集部)