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ヤ軍ジャッジ、幻弾に首傾げ「みんなが困惑」 メジャー8年目の同僚は「今まで見た中で最長」と驚き

米大リーグのヤンキースは20日(日本時間21日)、敵地レイズ戦で4-0の勝利を収めた。主砲アーロン・ジャッジ外野手が8回、左翼場外へ放った大飛球の判定を巡って大もめ。アーロン・ブーン監督が退場させられる伏線となった。米メディアはこの“事件”はレイズが球場を間借りしていたために起こり、自身史上最長の本塁打だったのではとの見方を伝えている。

アーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】
アーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】

左翼ファウルポール上空へ高々と…ファウル判定に指揮官激高

 米大リーグのヤンキースは20日(日本時間21日)、敵地レイズ戦で4-0の勝利を収めた。主砲アーロン・ジャッジ外野手が8回、左翼場外へ放った大飛球の判定を巡って大もめ。アーロン・ブーン監督が退場させられる伏線となった。米メディアはこの“事件”はレイズが球場を間借りしていたために起こり、自身史上最長の本塁打だったのではとの見方を伝えている。

 豪快な打球が左翼場外へ消えた。3-0の8回先頭、ジャッジはフルカウントからの6球目を捉えた。高々と舞い上がった打球は左翼ポールのはるか上を通過し、場外へ消えていった。映像を確認すると、ポールの右側を通過しているようにも見えるが、判定はファウル。続く投球が見逃しストライクとなりジャッジは三振。ブーン監督は球審に猛抗議し退場処分を受けた。

 この幻の本塁打は、レイズが球場を“間借り”しているために起きたとジャッジは見ているようだ。昨年10月にトロピカーナフィールドがハリケーンにより使用不能となったため、今季のレイズ主催試合はヤンキースのキャンプ地でもある「ジョージ・M・スタインブレナー・フィールド」で行われている。

 ヤンキースの地元紙「ニューヨーク・デイリーニュース」は、この球場をよく知るジャッジの言葉を伝えている。「あれはフェアだった」とする一方で、この球場のファウルポールが大リーグの球場ほど高くないことを指摘。「審判のせいではない。判断が難しい状況だった」と審判を擁護したという。

「みんなが困惑して頭をかいていると思う。でもそのことについて僕は何もできない。彼ら(審判)はそれを見過ごした。そして我々は前に進まないといけない」

 同紙はさらに「本塁打とならなかった打球は、もし入っていればジャッジの今季8本目となるだけではなかった」とし、公式的には記録が残らなかったこの一打が、ジャッジにとって最長弾だった可能性を指摘している。同僚のベリンジャーが「あまりよく見えなかったけど、僕が今まで見た中で、一番遠くに飛んだ打球だったと思う」と話したと伝えた。

 MLBのデータサイト「ベースボール・サバント」に残るジャッジの過去最長弾は、2017年9月30日のブルージェイズ戦で放った496フィート(約151.2メートル)の一発。実際はどこまで飛んでいたのだろうか。

(THE ANSWER編集部)



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