幻のジャッジ場外弾に渦巻く議論 疑惑の判定に「あれはHRだった」監督憤慨、退場処分の“伏線”に
米大リーグ・ヤンキースは20日(日本時間21日)、敵地レイズ戦で4-0の勝利を収めた。4打数1安打だった主砲アーロン・ジャッジ外野手が8回、場外へ放った大飛球の判定が議論に発展。本塁打とは認められず、アーロン・ブーン監督も「非常に驚いた。我々の思い通りにはいかなかった」と嘆いた。

敵地レイズ戦
米大リーグ・ヤンキースは20日(日本時間21日)、敵地レイズ戦で4-0の勝利を収めた。4打数1安打だった主砲アーロン・ジャッジ外野手が8回、場外へ放った大飛球の判定が議論に発展。本塁打とは認められず、アーロン・ブーン監督も「非常に驚いた。我々の思い通りにはいかなかった」と嘆いた。
豪快な一振りだった。3-0の8回先頭、ジャッジはフルカウントで迎えた6球目を捉えた。打球は高々と舞い上がり、左翼ポールのはるか上を通過し、レフトスタンド場外へと消えた。ソロ本塁打かと思われたがリプレー検証の結果、判定はファウルとされた。しかし、映像を確認すると、左翼ポールの右を通過しているようにも見える。
さらに続く投球が際どいコースに投げられたが、これがストライク判定でジャッジは見逃し三振に。ブーン監督は納得がいかず、ベンチを飛び出して球審に抗議すると、退場処分が下された。試合は4-0でヤンキースが勝利したが、結果的に退場の“伏線”となったファウル判定は議論が渦巻く事態に。
米ニューヨーク州地元局「YESネットワーク」のXは、会見映像を公開。ブーン監督は「判定がそのままだったことの大胆さに非常に驚いた。ホームランだったよ。でも我々の思い通りにはいかなかった」と嘆き節。「リプレー検証で、(判定を覆すような)結論に至るものを見つけられなかったのだろう。我慢して受け入れるしかない。判定を受け入れるよ」と残念がった。
ジャッジは今季ここまで21試合に出場し、リーグ4位タイの7本塁打をマーク。打率(.390)と打点(25)でリーグトップに立っている。
(THE ANSWER編集部)