フィギュア日本の客席に仰天 初出場ジョージア男子「ニュースを聞いて嬉しかった」 一面国旗で感激【国別対抗戦】
フィギュアスケートの国別対抗戦が17日から東京体育館で開催されている。初出場のジョージア代表で男子シングルに出場したニカ・エガーゼは、客席に広がった母国国旗に驚きが隠せず。「素晴らしいお客さんの前で滑れて嬉しいです」と喜んでいた。

ジョージアは国別対抗戦に初出場
フィギュアスケートの国別対抗戦が17日から東京体育館で開催されている。初出場のジョージア代表で男子シングルに出場したニカ・エガーゼは、客席に広がった母国国旗に驚きが隠せず。「素晴らしいお客さんの前で滑れて嬉しいです」と喜んでいた。
2年に1度の国別対抗戦。観客席のファンは、日本だけでなく各国にエールを送った。特に目立ったのが、演技前後に出場選手の国旗を広げるファンの多さだった。
出場国が決まり、国旗を専門に取り扱う東京製旗株式会社(トスパ)には6か国の注文が集中。ジョージア国旗が4月4日にネットショップと店舗でともに在庫切れとなったのを始め、在庫の多い日本以外の国はどこも品薄状態に。日本の選手以外も応援するフィギュアファンの心意気によるとみられる“珍現象”が起きていた。
選手もこれに驚きを隠せない。男子ショートプログラムで8位、フリーで10位だったエガーゼは17日のSP演技後に「ニュースでも店から全部売切れたって聞いて、本当に嬉しかったです」と感激した様子。大会前から日本の報道を通じて、国旗が品薄状態になっていたことを知っていた。
発熱のため1週間しか準備ができなかったというが「ちょっと疲れましたけど、日本に来られたので嬉しいです。素晴らしいお客さんの前で滑れて嬉しい」と繰り返す。アイスショーなどでも日本には訪れており「何度も来ていて京都、東京、どこも大好きです」とすっかり虜になっているようだった。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)