発熱38.4度から当日回復→5位 佐藤駿、棄権選ばずチームに貢献「迷惑がかかったらいけない」【フィギュア国別対抗戦】
フィギュアスケートの国別対抗戦が17日、東京体育館で開幕。男子ショートプログラム(SP)では佐藤駿(エームサービス・明大)が93.68点で5位となった。この日は午前の公式練習を回避。一時は38.4度の発熱があったそうだが、薬を飲んで回復した。日本代表は2017年以来、4大会ぶり3度目の優勝を目指す。

フィギュアスケート国別対抗戦
フィギュアスケートの国別対抗戦が17日、東京体育館で開幕。男子ショートプログラム(SP)では佐藤駿(エームサービス・明大)が93.68点で5位となった。この日は午前の公式練習を回避。一時は38.4度の発熱があったそうだが、薬を飲んで回復した。日本代表は2017年以来、4大会ぶり3度目の優勝を目指す。
冒頭の4回転トウループ、続く3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションを決め、観客から拍手を浴びた。後半も3回転アクセルを決め、スピン、ステップもやり切ってフィニッシュ。リンクに突っ伏すような姿もあったが、充実感も漂わせた。
この日は公式練習を回避。昨夜から頭痛があり、起床した時点では平熱より少し高い程度だったが、その後に38.4度まで熱が上がったという。棄権の考えはなく薬を飲み、休んで回復。「チームの皆さんに迷惑がかかったらいけない。応援とかは分からないけれど、違う部分でサポートというか、応援できれば」と語った。
「足と手に力が入らなくて、6分間の時は厳しかったけれど、本番はしっかりと最後までできた」と安堵の表情も見せた。得点に関しては「自分の中ではベストを出せたと思う」と納得していた。
国別対抗戦は2014年ソチ五輪からの団体戦正式種目採用に先駆ける形で、09年から始まった。2年に1度、ISU(国際スケート連盟)主催の国際大会最終戦として行われる。ISU主要大会で獲得した世界ポイントランキングを合計した上位6か国が出場。今大会は日本、米国、イタリア、フランス、カナダ、初出場のジョージアが争う。
選手構成は男女2名ずつにペアとアイスダンス1組ずつ。SP&RD、フリーでそれぞれ1位が12ポイント、2位が11ポイント……と得点が加算され、国ごとに選手のポイントを合算した総合獲得ポイントで順位が決まる。日本は12年、17年と過去2度の世界一に輝いている。
(THE ANSWER編集部)