防御率1.06、千賀滉大わずか79球の7回0封に指揮官絶賛 降板理由は「ずっと5回までだったので…」
米大リーグ・メッツの千賀滉大投手が13日(日本時間14日)、敵地アスレチックス戦で今季2勝目をマークした。7回を4安打無失点の快投で、今季の防御率は1.06。カルロス・メンドーサ監督は試合後「素晴らしかった」と右腕を絶賛し、わずか79球で7回まで投げ切れた秘密についても触れている。

今季3先発で防御率1.06の安定ぶり
米大リーグ・メッツの千賀滉大投手が13日(日本時間14日)、敵地アスレチックス戦で今季2勝目をマークした。7回を4安打無失点の快投で、今季の防御率は1.06。カルロス・メンドーサ監督は試合後「素晴らしかった」と右腕を絶賛し、わずか79球で7回まで投げ切れた秘密についても触れている。
千賀は初回、先頭のバトラーに二塁打を浴びていきなりピンチを背負うも、2番ルーカーをフォークで空振り三振に仕留めるなど後続を抑えて無失点。2回、3回も走者を出すがいずれも併殺で切り抜けた。7回は1死からフォークで空振り三振を奪い、最後はウルシェラを157キロ速球で見逃し三振とした。
メッツ地元局「SNY」は公式YouTubeに、試合後のカルロス・メンドーサ監督の会見の模様を公開。この中で指揮官は千賀の好投について「彼はストライクで攻めていた。すべての投球をコースに投げ分けていて、ゴロアウトも何度かあった。ツーシームでダブルプレーも取れたのも助けになったね。相手が攻撃的だった時も早くアウトを取れた。だから7回まで投げることができた。全体的に素晴らしかったと思うよ」と絶賛した。
千賀は今季3試合に投げ、この日の79球が最多。ここまでの2試合はともに77球で、5回までで降板していた。昨季は右肩や左ふくらはぎの張りで負傷者リスト(IL)入りを繰り返し1試合登板に終わった。
8回のマウンドにも上げるつもりはあったか聞かれると、指揮官は「思っていたよ(笑)」と本音を吐露。「でも(投げさせるのを)ずっと5回までに抑えていたので、7回まで投げるのでさえ大幅な増加になる。我々の長い攻撃で点を取った後だったので85球までは考えていたが、そこまでで十分だと思ったよ」と、球数やイニングは慎重に伸ばしていく姿勢を見せている。
(THE ANSWER編集部)