ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ

　野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督が14日、都内で会見に臨んだ。3月5、6日に京セラドーム大阪で行われる「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ」のメンバー28人を発表。プロ6年目の27歳、橋本侑樹投手（中日）が代表初選出となった。プロ通算4勝6ホールドだが、昨季キャリアハイの数字を残した左腕。井端監督が選出理由を説明した。

　会見には井端監督と中村勝彦強化委員会委員長が登壇。出場メンバーを井端監督が読み上げた。初選出が20人というフレッシュな顔ぶれ。準優勝に終わった昨年11月のプレミア12出場選手は1人も選ばれなかった。井端監督は「選手の力量はわかっている」とプレミア12勢がゼロだった理由を説明。「長打力が必要。左の中継ぎ投手は1人でも多く出てきてもらえれば嬉しい」と現状の課題を挙げた。

　左の中継ぎ候補の1人として、今回初めて日本代表に選出されたのが橋本だ。大垣日大高、大商大を経て、2019年ドラフト2位で中日に入団したプロ6年目の27歳。昨季はキャリアハイの47試合に登板し、3勝1敗、5ホールド、防御率1.73の成績を残した。5年間で通算106試合に登板し、4勝1敗6ホールド。選出した理由を井端監督はこう説明した。

「彼の特徴はスライダー。対戦している打者から聞いても、なかなか鋭く曲がるということだった。特にオランダは初めて対戦するバッターしかいない。そのスライダーにどういう反応をするかを見たい。1打席でなかなか対応できないというところは、実績がないも関係なく、十分に（代表に）入って来られる選手かと思う」

　橋本は侍ジャパンを通じ、「選出していただき、大変嬉しく思います。自分の持ち味をしっかり出して全力でアピールしていきます」とコメントした。