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今永昇太の礼儀に「アメリカ人は学べるわ」 球審への仕草には絶賛の嵐…異国で愛された実直な人柄

米大リーグ・カブスの今永昇太投手は今季29試合に先発して15勝3敗、防御率2.91と好成績を残し、1年目のシーズンを終えた。実力に加え、その人柄でも米ファンを虜に。ウィットに富んだ発言のほか、粋な振る舞いや礼儀正しさなども注目を浴びるポイントになった。

カブスの今永昇太【写真:ロイター】
カブスの今永昇太【写真:ロイター】

15勝をマークした今永、愛される人柄も度々話題に

 米大リーグ・カブスの今永昇太投手は今季29試合に先発して15勝3敗、防御率2.91と好成績を残し、1年目のシーズンを終えた。実力に加え、その人柄でも米ファンを虜に。ウィットに富んだ発言のほか、粋な振る舞いや礼儀正しさなども注目を浴びるポイントになった。

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 左腕として日本人最多の15勝を挙げた今永。チームのエースとして奮闘し、シカゴのファンを熱狂させた。会見や番組出演を通じ、そのキャラクターにも人気が集まった。発言が翻訳されて伝えられると、番組ホストらを爆笑させ、ネット上でも米ファンが大ウケすることも珍しくなかった。

 そんな今永だが、普段の振る舞いでも称賛を浴びた。4月7日(日本時間8日)、スタンドから熱い声援を送った米ファン6人がいた。まだ寒いシカゴ。気温10度を下回る雨天だったが、今永を応援する6人はなんと上半身裸。体にはそれぞれ「S」「H」「O」「T」「A」「!」の文字が青で書かれ、気合の入った姿で声援を送っていた。

 この6人に、今永はTシャツをプレゼント。それぞれの体に書かれていたように「S」「H」「O」「T」「A」「!」の文字が胸にデザインされたものだった。球場で直接手渡した今永は「このTシャツは『着ろ』とは別に言っていないので。裸で応援してくれても構いません」と嬉しい一言も日本語で話していた。

 日本では良く見る光景も、米国で称賛された。5月18日(同19日)のパイレーツ戦。MLBの公式Xでは「イマナガは、新しいボールを受け取るたびに一礼して球審に敬意を表している」という文言とともに、今永がボールを変えてもらう際に帽子のつばに手をやり、審判に一礼している場面がフォーカスされた。

 今永が審判に向ける“敬意”に、米ファンからは「いかに多くの敬意と伝統を持っているかを示してる」「アメリカ人は日本人選手を見て敬意をたくさん学べるわ」「この男を愛さない理由がない」などと絶賛の声が相次いだ。またこのパイレーツ戦後には、シカゴ近郊で行われたスポーツカードショーを訪れ、ユニホームやボールといったグッズに次々にサイン。7回88球を投げた疲れも見せず、ファンと笑顔で交流していた。

 他にも1月の入団会見でカブスの応援ソング「Go Cubs Go!」の歌詞を英語で披露したり、球場入りから熱心に応援しているというカブスの名物ファンに世界最大のドーナツチェーン「ダンキンドーナツ」のドリンクを差し入れしたりと、その人柄がたびたび話題に。メジャー1年目からシカゴの街で愛される存在となった。

(THE ANSWER編集部)


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