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“ゾンビ生還”のフューリー、倒したワイルダーも仰天「彼は白目を剥いていたんだ」

ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチが1日(日本時間2日)、米ロサンゼルスで行われ、王者のデオンテイ・ワイルダー(米国)と元3団体統一王者タイソン・フューリー(英国)が対戦。判定の末、ドローで王者が防衛に成功した。ワイルダーが12回に強烈な左フックでダウンを奪うも、フューリーが驚異の粘りを見せて立ち上がってくる場面を、米リング誌が動画で公開すると、「まるでゾンビだ」「彼は不死身か?」などとファンを驚愕させていたが、何よりも対戦相手のワイルダーも驚きを隠せない様子だった。

デオンテイ・ワイルダー、タイソン・フューリー【写真:Getty Images】
デオンテイ・ワイルダー、タイソン・フューリー【写真:Getty Images】

衝撃のKOかと思いきや…立ち上がり反撃したフューリーに米紙も唖然

 ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチが1日(日本時間2日)、米ロサンゼルスで行われ、王者のデオンテイ・ワイルダー(米国)と元3団体統一王者タイソン・フューリー(英国)が対戦。判定の末、ドローで王者が防衛に成功した。ワイルダーが12回に強烈な左フックでダウンを奪うも、フューリーが驚異の粘りを見せて立ち上がってくる場面を、米リング誌が動画で公開すると、「まるでゾンビだ」「彼は不死身か?」などとファンを驚愕させていたが、何よりも対戦相手のワイルダーも驚きを隠せない様子だった。


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 最大のドラマが待っていたのが最終12ラウンドだ。ポイントでは劣勢に立たされていたワイルダーはラウンド開始40秒。距離を詰めながら、右ストレートを放ち、そして渾身の力で返す刀での左フック。まともに食らったフューリーは仰向けに、大の字になって倒れこんだ。

 この試合2度目のダウン。これは終わった――。ワイルダー自身も確信した。しかし、まさかだった。10カウント目前でフューリーは体をむくりと起こし、立ち上がったのだ。ファイティングポーズを取り、続行をアピール。試合が再開された。その後はフューリーも反撃し、結局ワイルダーは倒し切れず、決着は判定にもつれ込んだ。

 フューリーがゾンビのように蘇るシーンを、権威ある米専門誌「リング」が公式インスタグラムで公開し、ファンを驚かせていたが、米地元紙「USAトゥデー」も脚光を浴びせ、両選手のコメントを紹介している。

「どのようにしてフューリーは12ラウンド目のノックダウンから生還したのか?」と題した記事では、強烈な左で一度はマットに沈んだシーンをレポート。「フューリーはリングに崩れ落ちた。目は閉じたままで、210センチの体はビクとも動いていなかった。メディカル面の問題すら抱えてしまったように見えた。転倒の際、彼の丸い頭は地面にバウンドしていた」と詳細に描写している。

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