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紀平梨花は「ザギトワらに勝つだろう」 露メディア警戒「本当の競争相手が現れた」

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯でシニアGPデビューの紀平梨花(関大KFSC)が衝撃的な逆転優勝を飾った。ショートプログラム(SP)5位から、フリーではトリプルアクセルを2度決める完璧な演技で154.72点をマーク。合計224.31点を記録したが、これは平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)に続く、世界2位の好記録(ルール改正後)だった。超新星の登場からすでに1週間近くが経過したが、ロシアメディアも驚きを伝え続けている。

NHK杯で衝撃の優勝を飾った紀平【写真:Getty Images】
NHK杯で衝撃の優勝を飾った紀平【写真:Getty Images】

圧巻のGPデビューを飾った紀平を「日本の脅威」と特集

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯でシニアGPデビューの紀平梨花(関大KFSC)が衝撃的な逆転優勝を飾った。ショートプログラム(SP)5位から、フリーではトリプルアクセルを2度決める完璧な演技で154.72点をマーク。合計224.31点を記録したが、これは平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)に続く、世界2位の好記録(ルール改正後)だった。超新星の登場からすでに1週間近くが経過したが、ロシアメディアも驚きを伝えている。


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「日本の脅威。彼女はトゥトベリーゼの教え子に勝つだろう」と特集しているのは現地スポーツ紙「スポルトエクスプレス」だった。

 エテリ・トゥトベリーゼの教え子とは言うまでもなく、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワや驚異の14歳アレクサンドラ・トルソワら。「ロシアのスケーターに容易ならぬ競争相手が現れた」とつづり、紀平の可能性を高く評価している。

「私達は早々にフィギュアスケートの女子シングルで我々ロシアの代表選手が勝つことに慣れてしまった。2014年のソチ五輪から欧州選手権、世界選手権、平昌五輪などのほとんどすべての主要大会で彼女たちは勝ってきた。ロシア選手のライバルに米国、カナダ、日本の選手がなろうと試みてきたが、16歳のリカ・キヒラの嵐のような演技は、我々のロシア選手に勝ち得る本当の競争相手が現れたことを示している」

 記事では、紀平の優れた点を「彼女は3回転アクセルを跳ぶ。これはフィギュアスケートで一番難しくて、一番価値のあるジャンプだ」と改めて説明。さらに「今シーズン前に導入された新しい採点システムで3回転アクセルは8点となっている。例えば、3回転ルッツは5.9点、4回転ジャンプの中で一番簡単なトウループは9.5点となっている」と付け加えている。

 ISU公認大会でトリプルアクセルを成功させたのは史上9人だけ。シニアの現役選手では、紀平のほかにロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワ、米国の長洲未来の3人。一方でトゥトベリーゼ門下生は誰もトリプルアクセルを跳ばないことにも言及している。

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