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強すぎる井上尚弥、戦慄の70秒KOは日本人の世界戦最速タイム 26年ぶりに記録更新

ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は7日、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)1回戦(横浜アリーナ)で元WBA同級スーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)と対戦。1ラウンド70秒KO勝ちを収めた。戦慄の秒殺劇は日本人の世界戦最速KO勝利。デビューからの連勝を17(15KO)に伸ばした。

衝撃のKO勝ちを収めた井上尚弥【写真:荒川祐史】
衝撃のKO勝ちを収めた井上尚弥【写真:荒川祐史】

1992年の平仲明信の記録を26年ぶりに更新

 ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は7日、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)1回戦(横浜アリーナ)で元WBA同級スーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)と対戦。1ラウンド70秒KO勝ちを収めた。戦慄の秒殺劇は日本人の世界戦最速KO勝利。デビューからの連勝を17(15KO)に伸ばした。


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 瞬きする魔もないとはこのことだ。まさに秒殺だった。1ラウンド開始1分過ぎ、井上は左で距離を測ると、ワンツーの右ストレート一閃。直撃したパヤノは失神。戦慄のKOシーンに会場にはどよめきが広がっていった。

 1ラウンド70秒でのKOは元WBA世界スーパーライト級王者・平仲明信が1992年にマークした初回92秒TKOを上回る、日本人の世界戦最速タイム。モンスターがまた一つ歴史に名を刻んだ。

 バンタム級デビュー戦でも6度防衛中のWBA王者ジェイミー・マクドネル(英国)に112秒で勝利。2戦連続の1ラウンドKOで、2試合でもわずか182秒――。まさに怪物の証だ。世界王者4人が参戦するWBSSバンタム級の栄えあるオープニング試合。世界120の国と地域で生中継される世界的にも注目度の高い1戦で、井上が衝撃を走らせた。

 衝撃的な強さで1回戦を突破したモンスター。準決勝(時期は未定)は、10月20日に米フロリダ州オーランドで行われる。18戦全勝のIBF王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と同級3位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)の勝者と激突する。

(THE ANSWER編集部)




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