[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「まさにユートピアさ」 エビマヨにはまった来日ラグビー選手・ソポアンガが語る日本の素晴らしさ

ラグビーW杯でプレーするリマ・ソポアンガ【写真:Getty Images】
ラグビーW杯でプレーするリマ・ソポアンガ【写真:Getty Images】

家具店で感じた日本人の我慢強さ…“真の日本食”に挑戦も

「まずはやっぱり安全性だね。物を置いておいて、1時間後に戻ってもまだ置いてあるとか、欧州ではありえないよ。娘と同じくらいの、5~6歳の子どもがひとりで電車に乗っているのにも驚いたね。自立しているなとね」


【注目】“くいこみ”問題やズレ、ムレ、モレの悩みを軽減! 大学生アスリート6人がCW-X「スポーツ専用ショーツ」を試してみました(W-ANS ACADEMYへ)

 さらに驚いたのは、家具店での経験だった。家で使うソファーを探して、ショッピングモールにたどり着いたのは閉店時間の直前。「午後8時で閉まるところでね。でも8時半くらいまでいさせてくれて、何ならもっと案内してくれると言ってくれたんだ。日本でなければ『明日来てください。ほかの店も閉まっているので』でおしまいだよ。そこを待っていてくれるのは驚いた。なんて我慢強いんだとね」。町で出会った“おもてなし”に心を打たれた。

 異文化体験を楽しめるのは、ソポアンガ自身の考え方も大きい。驚いた日本の食べ物として、定番の“納豆”を挙げる。「チームメートがいきなり“真の日本食”だと言ってくれたんだよ。だったら、好き嫌いは置いておいて、トライしてみようとね。ニュージーランドで食べているものを食べていても仕方がないじゃないか」。社会を深く知ろうとする分、ハプニングも多い。それも受け入れ、楽しもうとするのがソポアンガのスタイルだ。

 定食屋では、日本語しかない自動販売機を前に悩んだ。一か八かで購入した食券で出てきたのは「1150円のバッドボーイ」こと、大盛りのラーメンとかつ丼のセットだった。キックボクシングを習う娘たちと食事に行った時に遭遇し「本当はたんぱく質が多めの食事が良かったんだけど……。ラーメンを頼んでしまった。量が多くて大変だったよ」と苦笑いだ。

「人間がとにかく忍耐強くて親切。皆が助けてくれるのでびっくりしているよ。もちろん日本を全部理解したとは思わないけれど、皆来たほうがいいよと言いたいね」。日本でぜひ経験したいこととして、新幹線への乗車と富士登山を挙げる3児のパパは「娘たちのほうが、間違いなく日本語の習得が速い。これは勝てないね」と笑う。これからも、積極的なチャレンジを見せてくれそうだ。

(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)





1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集