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90歳陸上女子選手が200m世界新記録 54秒47の力走に海外喝采「彼女には勝てない」「信じられない」

1月14日にイタリア・パドヴァで行われた欧州室内マスターチャンピオンシップで、90歳の女子選手が13年ぶりに世界記録を更新し、話題を集めている。同カテゴリーの記録を6秒以上も上回るタイム。英紙は快挙までの軌跡も紹介し「この偉業はさらに印象深いものとなる」と絶賛している。

90歳で世界記録を更新したエマ・マリア・マッツェンガ(画像はガーディアンのスポーツ専門Xより)
90歳で世界記録を更新したエマ・マリア・マッツェンガ(画像はガーディアンのスポーツ専門Xより)

陸上の欧州マスターチャンピオンシップ

 1月14日にイタリア・パドヴァで行われた欧州室内マスターチャンピオンシップで、90歳の女子選手が13年ぶりに世界記録を更新し、話題を集めている。同カテゴリーの記録を6秒以上も上回るタイム。英紙は快挙までの軌跡も紹介し「この偉業はさらに印象深いものとなる」と絶賛している。


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 軽やかな走りで駆け抜けた。大会の女子90歳部門の200メートルに出場したマッツェンガ。スタートと同時に回転の速いピッチでコーナーを回っていく。腕も振れて、バックストレッチでは加速。ゴールまで足色は衰えず、余力も見える中でゴールした。タイムは54秒47の世界新記録だった。

 英紙「ガーディアン」のスポーツ専門インスタグラムとX(旧ツイッター)は動画を公開。「90歳のエマ・マリア・マッツェンガが、イタリアで開催された欧州マスターチャンピオンシップで、W90部門の200メートル室内で54秒47という世界新記録を樹立した。13年前に樹立された前回の記録は1分0秒72であった」と記し、カナダのオルガ・コルテコが2011年にマークしていた1分0秒72の記録を6秒25も更新したことを記した。

 また「マッツェンガは胸骨の骨折から回復するために4か月の休養をしており、大会まで1か月もないところでトレーニングを再開したため、この偉業はさらに印象深いものとなる」と、マッツェンガが故障明けでやや調整不足だった中での快挙だったことも紹介。これには海外ファンからも「信じられない」「まだ時間はたっぷりある」「アメージング」「正直、彼女に勝つのは大変だろう」「90歳になって、90歳で走り、90歳であんなに速く走れて、よくやったな」「ただただ素晴らしい」「とんでもない、素晴らしい努力だ。彼女と走ったら、私は間違いなく2位になるだろう」といった反響が寄せられている。

(THE ANSWER編集部)

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