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賞金1000万円の井上尚弥冠大会決勝 日本王者・堤聖也が尚弥前座に喜び「テンション上がります」

前日計量をパスした穴口一輝【写真:荒川祐史】
前日計量をパスした穴口一輝【写真:荒川祐史】

挑戦者・穴口、事前の試合プランは「もう全然、何でも言える」

 眉付近に傷があり、「(心配は)ありますよ」と相手のインファイトを警戒。「一応、切れる前提で考えていますし、かといって切れたくないと思ってボクシングはしていない。スパーリングでも。他のところが切れるかもしれないし、いつも通りいろんなことを想定しながらやっていきます」と描いた。


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 この日の夜はウナギとサムゲタンでリカバリー予定。「面白い試合にはなると思うけど、あまり『どう見せたい』という感覚がちょっとわからない。やってきたことが出るから。それはもう見て楽しんでくださいという感じです」と力を込めた。

 一方、トーナメント2試合を勝ち上がってきた穴口は、王者に対し「やっぱり気持ちが強い。最後までずっと手を出してくるという印象」と吐露。事前のプランは「もう全然、何でも言える」と質問を歓迎し、「相手の土俵でも何でも『これは勝てる』という自信は持っている。どんな展開になってもいいようにやってきた。近い距離になっても、遠い距離になっても大丈夫です」と自信を見せた。

 この日は壇上で横並びになったが、「特に感じないですね。僕の方が強いなーっていうだけですね」とニヤリ。トーナメントの中で評価を上げてきた堤に敬意を払いながら、コメントした。

「もともと堤選手は自分の中でバンタム級で一番評価が高かった選手、僕自身が一番評価していた選手。言い方的には上からになってしまいますが、自分が一番強いと認めていた選手なので、特に堤選手の評価が上がろうが何しようが、僕には関係はないですね」

 賞金1000万円だが、「賞金は正直、何も考えていない。1000万円だろうが何だろうが、僕はベルトのためにやってきたので。今年1年、この12月のためにやってきた」と決意を込めた。

(THE ANSWER編集部)

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