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「プレデターの頂点、それがイノウエだ」 PFP1位論争が白熱、ESPNも絶賛しかない井上尚弥の能力

ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、26日に東京・有明アリーナでWBA&IBF世界同級2団体統一王者マーロン・タパレス(フィリピン)と4団体統一戦を行う。勝てば男子では世界2人目となる2階級4団体統一の偉業に向け、井上をプロモートする米興行大手「トップランク」は大橋ジムに潜入取材などを行った特集動画を公開。映像内で米スポーツ専門局「ESPN」の解説陣が絶賛していたが、なかには「プレデターの頂点、それが彼だ。彼はそれを何度も見せている」という称賛フレーズまで飛び出した。

井上尚弥【写真:荒川祐史】
井上尚弥【写真:荒川祐史】

トップランク社が大橋ジムに潜入取材した特集動画を公開

 ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、26日に東京・有明アリーナでWBA&IBF世界同級2団体統一王者マーロン・タパレス(フィリピン)と4団体統一戦を行う。勝てば男子では世界2人目となる2階級4団体統一の偉業に向け、井上をプロモートする米興行大手「トップランク」は大橋ジムに潜入取材などを行った特集動画を公開。映像内で米スポーツ専門局「ESPN」の解説陣が絶賛していたが、なかには「プレデターの頂点、それが彼だ。彼はそれを何度も見せている」という称賛フレーズまで飛び出した。


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 トップランク社は決戦が迫った23日に公式YouTubeチャンネルで特集動画を公開。大橋ジムでトレーニングする映像に合わせ、米国で中継するESPNの解説陣のコメントを紹介している。元2階級制覇王者のティモシー・ブラッドリー氏が「階級を上げて、1年のうちに2階級4団体統一王者になるなんて、前代未聞だ」と語ったのを皮切りに、ESPNで実況を務めるジョー・テシトーレ氏、レポーターを務めるバーナルド・オスナ氏などがコメントしていく。

 そんな中、ブラッドリー氏はスーパーバンタム級初戦となった7月のスティーブン・フルトン(米国)戦を回顧。8回TKO勝ちについて「彼はあの対戦を簡単なように見せていた。2度の世界王者を支配していた。フルトンはタフで、イノウエと争って戦う能力があると思っていたけど、イノウエのスキルはそれを超えていた」とし、無敗を誇っていた強者を圧倒した内容を絶賛した。

 さらに、解説者のマーク・クリーゲル氏が「彼はボクシングの完璧なプレデターとよく言われるけど、最も効率的でもあるんだ。たった小さな動作で彼がやってのけることは並外れている」と言えば、テシトーレ氏は「イノウエは今まで私たちが見てきた他のボクサーと違うから、説明するのは難しい。彼は並外れた、神から与えられたパワー、スキル、スピード、運動能力、タフさ、粘り強さ、そして反発する能力のユニークなコンビネーションを持っている。それが小さな身体に詰め込まれているんだ。階級を上げようとも問題ではない。プレデターの頂点、それが彼だ。彼はそれを何度も見せている」と極上の表現で評した。

 改めて、オスナ氏は「ファンとして彼にこれ以上、何を求められるのか。彼は見ていて楽しいし、リスクを背負っているし、どうやって戦いを終わらせるべきか知っている。彼は完璧なボクサーだ。そしてそれが彼を違ったものにしている。彼こそがボクシングに必要なものだ」と井上のスタイルを評価する。

 井上を巡っては階級を超越して評価する現役最強ランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の1位になるべきかという論争が頻繁に起こる。しかし、テシトーレ氏は「彼が現在の地球上で最もダイナミックなボクサーだと思う」とした上で「P4P(PFP)のNo.1ボクサーが誰かの議論はしてくれていいけど、純粋にダイナミックという点ではイノウエだ」とランキング論争に関係なく、そのスタイルに魅了されている様子だった。

(THE ANSWER編集部)



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