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「ファンを嫌にさせない姿を」 引退ボミに首位・菅沼菜々が感銘「子供のために私も明るく…」

女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディース第3日が21日、兵庫・マスターズGC(6495ヤード、パー72)で行われた。2位と1打差の単独首位で出た23歳・菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)は2バーディー、1ボギーの71で回り、尾関彩美悠(あみゆ・JFEスチール)と並ぶ通算12アンダーで首位。2か月ぶりのツアー通算2勝目に王手をかけた。

NOBUTA GROUP マスターズGCレディース、通算12アンダーで首位タイの菅沼菜々【写真:Getty Images】
NOBUTA GROUP マスターズGCレディース、通算12アンダーで首位タイの菅沼菜々【写真:Getty Images】

NOBUTA GROUP マスターズGCレディース第3日

 女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディース第3日が21日、兵庫・マスターズGC(6495ヤード、パー72)で行われた。2位と1打差の単独首位で出た23歳・菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)は2バーディー、1ボギーの71で回り、尾関彩美悠(あみゆ・JFEスチール)と並ぶ通算12アンダーで首位。2か月ぶりのツアー通算2勝目に王手をかけた。


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 菅沼は歓喜も、赤面もありながらのラウンドだった。1バーディーに留まって迎えた15番パー5。第1打を大きく右に曲げたが、8メートルのパットを沈めてナイスパーだった。勢いに乗り、16番は7メートルを入れてバーディー。18番は第1打、第2打ともにバンカーを渡り歩き、第3打はバンカーから出せなかった。観客から「頑張って~!」の声援。ナイスボギーだったが、照れの感情が湧いた。

「(一発で)出せないと恥ずかしくないですか? 最近で一番恥ずかしかったです……。(中盤は)バーディーがなかなか来なくて、チャンスにもつかず、ちょっと落ち込むところでキャディーさんと話しながら回っていました。

 今回、成長したなと思ったのが、前の組から『ナイスバーディー!』と聞こえても、自分に集中するところ。心の余裕ができたかな。前なら焦っていたところ。イライラするより、1打でもよく上がることを考えた方がいいので」

 2015、16年賞金女王のイ・ボミが今大会の予選落ちをもって日本ツアー引退。菅沼にとってはアマチュア時代からテレビで見つめた存在だった。「ひと際目立って可愛い。怒らないプレースタイルは憧れ」。アイドル好きの自身のお手本だったゴルフ界のアイドル。「可愛くて強い選手。何回か一緒に回っていつも笑顔。ファンを嫌にさせないプレーは見習いたい」と尊敬のまなざしを向けた。

「女子プロゴルフ界は、小さい子にも華やかな場所だと思ってもらいたいので、私も明るくやりたいと思っています。今日は土曜なのでジュニアの子たちも多かった。楽しそうにゴルフをしていた方が、ゴルフをやりたいと思ってもらえる」

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