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雨中のMGCで大波乱 日本記録保持者・鈴木健吾が12km付近で途中棄権、世界陸上代表・其田健也も…

陸上の2024年パリ五輪マラソン日本代表を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が15日、東京・国立競技場発着で行われた。男女とも上位2人が代表権を獲得(3位は選考対象選手に)。土砂降りの悪天候の中、代表有力候補だった日本記録保持者・鈴木健吾は、12キロ付近でまさかの途中棄権となる大波乱が起きた。さらに8月のブダペスト世界陸上代表の其田健也も途中棄権した。

MGCで土砂降りの雨の中でスタートを切る鈴木健吾(中央)【写真:徳原隆元】
MGCで土砂降りの雨の中でスタートを切る鈴木健吾(中央)【写真:徳原隆元】

パリ五輪代表選考会

 陸上の2024年パリ五輪マラソン日本代表を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が15日、東京・国立競技場発着で行われた。男女とも上位2人が代表権を獲得(3位は選考対象選手に)。土砂降りの悪天候の中、代表有力候補だった日本記録保持者・鈴木健吾は、12キロ付近でまさかの途中棄権となる大波乱が起きた。さらに8月のブダペスト世界陸上代表の其田健也も途中棄権した。


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 決戦は土砂降りの雨の中でスタートした。前回2019年大会の約2倍となる男子61人、女子24人が出場。ペースメーカーがおらず、男子は130回目のマラソンとなった川内優輝が号砲とともに飛び出した。1キロ2分50秒ペースで後続との距離を広げ、5キロ地点は14分44秒で2位集団と7秒差。日本記録保持者・鈴木健吾、前日本記録保持者・大迫傑、ブダペスト世界陸上代表の山下一貴と其田は2位集団につけた。

 しかし、鈴木は苦しそうな表情を浮かべると、7キロ手前で集団から大きく離される51位に後退。9キロで先頭から30秒以上遅れ、苦悶の表情を浮かべた。一方、道路には水たまりが多数ある中、独走の川内は10キロを29分41秒。大迫、其田は13秒差で追った。鈴木は途中から歩き出し、12キロ付近でコース外へ。まさかの途中棄権に終わると、さらに其田も16キロでレースをやめ、タオルを肩にかけてコースを出た。

 東京五輪の代表選考会から始まったMGC。上位2人が一発勝負で決まり、残る3枠目はMGCファイナルチャレンジで設定記録(男子は2時間5分50秒、女子は2時間21分41秒)を破った記録最上位選手が選ばれる。破る選手が現れなければ、MGC3位選手が代表入りする。

(THE ANSWER編集部)

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