深夜2時のナダル、死闘後に相手を労う抱擁に脚光 「最上級のスポーツマンシップ」
ティエム「最後まで熾烈極まりないものだった」
大会公式サイトも「死力を尽くした戦いの末、両選手は抱擁を交わした」とこのシーンを特集。両者の試合後の談話を伝えている。
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「ただ、向かっていき続けるだけだった」(ナダル)
「彼に『自分は残念な結果だけど、君はとても素晴らしい』と伝えたよ。この試合は最初から最後まで熾烈極まりないものだった。5セットでタイブレークまでもつれたわけで、50/50の戦いだった。彼が僕よりも1ポイント上回ったね」(ティエム)
2人はこう振り返っている。またティエムは第3セットで5-3とリードしながらも、落としたことについては「あぁ、これからずっと頭に残るだろうね。永遠に。永遠にこの試合のことを思い出すよ、間違いない。時にテニスは残酷なものだ。なぜなら僕が思うに、この試合において敗者となる存在はいないから。ただ、どちらかがそうなってしまうんだよね」と振り返っている。
強者同士が死力を尽くした深夜の名勝負。また一つ今大会の名場面が生まれた。
(THE ANSWER編集部)