本拠地カージナルス戦の4番手として登板

　米大リーグ・オリオールズの藤浪晋太郎投手が13日（日本時間14日）の本拠地カージナルス戦の9回に4番手として登板。1回無安打無失点、1奪三振。打者3人をわずか8球で封じる完璧な投球だった。3球三振に斬った最後のスイーパーには、米ファンから「エグイ球持っている」「ラッチマンが前向きに転換させている」などと興奮の声が上がった。

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　文句のつけようがない。0-1と1点を追う9回からマウンドに上がった藤浪。先頭打者パラシオスを中飛、続くウォーカーも遊ゴロで打ち取り、最後はキズナーに対して初球99.8マイル（約160.6キロ）のストレート、2球目は外角いっぱいの変化球で追い込む。3球勝負。外角に大きく変化するスイーパーで空振り三振に仕留めた。藤浪も納得顔でベンチに引き揚げた。

　MLBの投手動画などを投稿し、MLB選手からもフォローされているインスタグラムアカウント「ピッチャーズ・ネーション」は「3ストライク、君はアウトだ」とつづって動画を公開。米ファンからは「オー、彼は剛速球を投げている」「ナイスな速球だ」「エグイ球を持っている」といった衝撃の声だけでなく、「ラッチマンが本当に彼のキャリアを前向きな方向に転換させている」といったラッチマン捕手の称賛も上がっている。

　試合は0-1で敗れたものの、デビュー時に30.86だった防御率を「6.96」まで下げた藤浪。9月の防御率は「0.00」という圧巻の投球が続き、「藤浪が苦難を乗り越えてメジャーの舞台で躍動しているのを見ると、とても感動します」といった日本語コメントも寄せられている。