スロベニア代表ルカ・ドンチッチは順位決定戦で29得点

　男子バスケットボールのワールドカップ（W杯）は9日、フィリピン・マニラで順位決定戦が行われ、スロベニアはイタリアに89-85で勝利し、7位の座を確保した。NBAマーベリックスのスター選手ルカ・ドンチッチは29得点、10リバウンドの大活躍。試合後には客席の熱狂的ファンにトロフィーをプレゼントするまさかの行動を見せた。動画が公開されると、「だから彼は多くの人から愛されるんだ」「神対応すぎるだろ」「あまりにカワイイ」などと反響が集まっている。

【注目】“くいこみ”問題やズレ、ムレ、モレの悩みを軽減！　大学生アスリート６人がCW-X「スポーツ専用ショーツ」を試してみました（W-ANS ACADEMYへ）

　フィリピンでの最後の試合で、プレー以外でも大きな印象を残した。スロベニア代表の中心選手ドンチッチはこの日も37分43秒の出場で29得点、10リバウンド、8アシストと大活躍。「TCLプレーヤー・オブ・ザ・ゲーム」に選ばれた。コートから去る際には、試合で使用したシューズを客席に投げ入れるファンサービス。大歓声を浴びた。

　さらにドンチッチは客席を指差しながらスタッフに指示を送ると、プレーヤー・オブ・ザ・ゲームのトロフィーを手渡した。スタッフがトロフィーを持って向かった先は観客席の最前列で、小さな子供を抱えた男性ファンがいた。手には「ルカ　僕（子供）はあなたにちなんで名付けられたよ」と書かれた紙を持っていた。

　歓喜に沸くファンの様子を捉えた映像を国際バスケットボール連盟（FIBA）大会公式インスタグラムが公開。「もしルカが贈り物をくれたら、私も泣き叫んじゃうよ」と文面を添えた。海外ファンからは「だから彼は多くの人に愛されるんだ」「あまりにカワイイ」「ルカは本当に最高だ」「私も子供もルカって名前よ」「子供も泣いている」といったコメントが集まり、日本のファンも「神対応すぎるだろ」などと反応した。

　フィリピン紙「フィリピン・デイリー・インクワイアラー」によると、子供を「ルカ」と名付け、トロフィーを受け取ったのは元デ・ラサール大のバスケットボール選手プリンス・リベロさん。リベロさんは自身のインスタグラムで「ありがとうルカ！　マーベリックスの試合のために間違いなくお金を貯めるよ」とNBA観戦を誓っていた。