日本の野球少年、死球判定で見せた「純真な心」が反響拡大 米実況席も「とても正直に言った」
米国で開催中のリトルリーグ・ワールドシリーズで、日本の少年が取った正直な行動が話題になった。相手の投球がバットのグリップに当たったように思われたが、打者は正直にファウルをアピール。米国の実況も「とても正直に言っています」と伝え、米ファンも称賛。X(旧ツイッター)上の日本ファンも「少年の純真な心は美しいですね」と反響は拡大している。
リトルリーグ・ワールドシリーズで注目
米国で開催中のリトルリーグ・ワールドシリーズで、日本の少年が取った正直な行動が話題になった。相手の投球がバットのグリップに当たったように思われたが、打者は正直にファウルをアピール。米国の実況も「とても正直に言っています」と伝え、米ファンも称賛。X(旧ツイッター)上の日本ファンも「少年の純真な心は美しいですね」と反響は拡大している。
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米国の名物投球分析家ロブ・フリードマン氏は21日(日本時間22日)、Xに1本の動画を投稿した。この日行われた日本―チャイニーズ・タイペイ戦。初回の日本の攻撃で、打者が顔面付近に来た投球を避け、バットのグリップに当たったように見えたが、球審は死球を宣告した。すると、打席の少年はバットのグリップを指してアピールした。
フリードマン氏は「アキト・マスダ、正直なリトルリーグの少年。球審にバットに当たったことを伝える」と正直に伝えようとした少年に称賛を込めて紹介した。試合を中継した米スポーツ専門局「ESPN」の実況席でも「内角へ行きました。マスダはバットに当たったと言っているようですが、球審は腕に当たったとしています。彼はとても正直にバットに当たったと言っていますが、死球になりました」と一度は伝えた。
その後、リプレー映像を見たした実況席は「バットに当たっているようですね」と少年の主張が正しいと確認。死球を宣告した球審も判定をファウルに変更した。米ファンからも「野球への敬意がいいぞ」拍手を送るコメントが寄せられたが、日本の野球ファンも「少年の純真な心は美しいですね」「誇らしいぞ少年!」「こういう時に素が出る」などと称えていた。
今大会、日本は全日本リトルリーグ選手権を制した武蔵府中リトル(東京)が出場している。試合は0-10で敗れたものの、米国でも人気のあるリトルリーグ世界大会で生まれたスポーツマンシップに注目が集まった。
(THE ANSWER編集部)