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MLBトレード期限を8月15日に変更提言 大谷翔平獲得を検討した球団地元紙「今は時代遅れだ」

今季は8月1日(日本時間2日)に設定されていた米大リーグのトレード期限を、15日(同16日)まで遅らせるべきだとの意見が米紙から出ている。大谷翔平投手を放出せず、プレーオフ進出へ補強を断行したエンゼルスは期限を迎えてから7連敗するなど苦戦。大谷獲得を検討していたというジャイアンツの地元紙は「時代遅れだ」と現行ルールを批判し、改革を求めている。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

現行の期限が適用された1986年からの変化とは

 今季は8月1日(日本時間2日)に設定されていた米大リーグのトレード期限を、15日(同16日)まで遅らせるべきだとの意見が米紙から出ている。大谷翔平投手を放出せず、プレーオフ進出へ補強を断行したエンゼルスは期限を迎えてから7連敗するなど苦戦。大谷獲得を検討していたというジャイアンツの地元紙は「時代遅れだ」と現行ルールを批判し、改革を求めている。


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 例年7月31日か8月1日頃に設定されるトレード期限。プレーオフ進出へ即戦力を補強する“買い手”になるか、主力放出の代わりに来季以降へ若手獲得や資金を手にする“売り手”になるか。球団フロントは難しい判断を迫られる。

 米カリフォルニア州の地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」は「なぜMLBはトレード期限を8月15日に遅らせるべきなのか オオタニ、誰か?」と題する記事を掲載。「現在の期限は時代遅れだ」とし、「変わる必要がある」と改革を提言した。

 現在の期限になったのは1986年。当時は全26球団中4球団しかプレーオフには進めなかったが、今は全30球団のうち12球団が出場権を得る。可能性が広がった分、記事は「結果として、期限までにチームが正当に自身を評価するのが難しくなった」「買い手が売り手よりも多くなった」と分析した。

 一例が今季のエンゼルスだ。7月後半の段階でプレーオフ進出を諦めず、大谷残留と補強で“買い手”に回ったものの、期限後にまさかの7連敗。ワイルドカードまで大きく遠ざかった。記事では「トレード期限が8月15日だったら、エンゼルスはオオタニを移籍させることを少し真剣に考えていたと思うか? ほとんど確実に」と指摘した。

 記事によると、ジャイアンツのファーハン・ザイディ編成本部長は大谷のトレードの可能性についてエンゼルスに問い合わせていたと公言。エンゼルスが大谷が市場に出していれば、複数のトッププロスペクトを手放すことも真剣に検討していただろうと明かしたという。タラレバに過ぎないが、期限が15日なら大谷を獲得できた可能性もあったようだ。

 同紙は、他にもドラフトからの期間、ウェイバートレード期限が廃止されていることなども理由に、現在のトレード期限を遅らせるべきだと記している。

(THE ANSWER編集部)



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