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プロゴルファーの父に口酸っぱく言われた「人を待たせない」 リズム◎の23歳橋添穂は「おかげでせっかちに(笑)」

女子ゴルフの国内ツアー・北海道meijiカップは5日、札幌国際CC島松C(6593ヤード、パー72)で2日目が行われた。父にシニアプロの橋添純司を持つ橋添穂(はしぞえ・みのり、国際スポーツ振興協会)は1バーディー、ボギーなしの71で通算3アンダーとし、29位で予選通過した。今季ステップ・アップ・ツアーで初優勝をマーク。23歳は「この場所で戦えないと意味がない」とさらに上を目指す。

橋添穂【写真:Getty Images】
橋添穂【写真:Getty Images】

国内ツアー・北海道meijiカップ2日目

 女子ゴルフの国内ツアー・北海道meijiカップは5日、札幌国際CC島松C(6593ヤード、パー72)で2日目が行われた。父にシニアプロの橋添純司を持つ橋添穂(はしぞえ・みのり、国際スポーツ振興協会)は1バーディー、ボギーなしの71で通算3アンダーとし、29位で予選通過した。今季ステップ・アップ・ツアーで初優勝をマーク。23歳は「この場所で戦えないと意味がない」とさらに上を目指す。


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 31位から出た橋添。この日は3番パー4で約8メートルのバーディーパットを沈めた。バーディーはこれだけで「上がり4ホールは全てチャンス。距離もワンピンくらいのもあって、もったいなかった」と反省。しかしショットが荒れる場面もありながら、ボギーは打たずに予選通過だ。「ここ2試合、アンダーで回っていたのに(予選で)カットで悔しくて。このコースは苦手意識があったので、アンダーで回れたのはよかった」と安堵の笑みを浮かべた。

 父がプロゴルファーで、3人の姉もプレーするゴルフ一家に生まれた。「記憶にない、物心ついていたころからやっていた。行かないと置いて行かれちゃう境遇にあったので(笑)」。父が経営するジュニアスクールで腕を磨き、柔軟性と体幹を鍛えるためにバレエにも取り組んだ。

 周囲にも「優しいお父さんだね」と言われ、怒られた記憶もほとんどない。唯一思い出すのは、山梨学院高2年時のこと。友人と遊ぶことが多く、練習が少し疎かになっていた時期に「真剣にやれ」と喝を入れられた。プロテスト受験を見据えていただけに「自分でもうすうす気づいていた時。言ってくれてよかったかな」と感謝した。

 今の自身に最も影響を与えているのは「人を待たせない」という口酸っぱく言われてきた教え。リズムのいいプレーが持ち味の一つで、回りの選手からも「早い」と驚かれるほどだ。

「リズムよく打ちなさいと、今でも言われます。形どうこうではなく。でも、おかげさまでせっかちになっちゃって(笑)」

 練習の虫で、朝から夕方まで練習場にいることもしばしば。地元・山梨に帰ったときは父と一緒に打つこともある。2021年6月のプロテストに合格し、今年3月のラシンク・ニンジニア/RKBレディースでステップ・アップ・ツアー初優勝。徐々に階段を上っている。

 現在はリランキング66位。「この場所(レギュラーツアー)で戦えないと意味がない。このコースは苦手なので、明日は60台を目指したい。(目標は)第2回リランキングの後も出たい」。まずはこの大会で、5月のRKB×三井松島レディスでマークした自己最高22位以上を目指す。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)



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