タイガースとのWヘッダー第2戦でのワンシーン

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、敵地でのタイガースとのダブルヘッダーに出場し、「2番・投手」で出場した第1戦は1安打のメジャー初完投＆初完封で9勝目をマークした。さらに第2戦には「2番・DH」で出場し、完封から約1時間後の第2打席で37号2ラン。4回にも2打席連発の38号ソロをかっ飛ばした。6-0で勝った第1戦に続き、11-4と大勝した第2戦では同僚が相手の隙をつく神プレーで勝利を後押し。米メディアが公開した動画に、米ファンから「素晴らしい注意の行き届いたプレー」といった反響が寄せられている。

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　一瞬の隙を逃さなかった。エンゼルスが8-3とリードして迎えた第2試合8回2死一、二塁の場面、右腕ワイスから継投となった左腕ループは8番マッキンストリーに中前打を許し、1点を返された。一塁走者のロジャースは三塁に達したが、ベースを踏み直そうとして一瞬だけ右足が浮いたところで、三塁手レンヒーフォがタッチ。塁審の判定はアウトで、その後の審判レビューでも判定は変わらずに3アウトでチェンジ。4点差に迫られ、走者を2人残す苦しい状況が続くと思われた場面での“神プレー”にエンゼルスのベンチは沸いた。

　米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」公式ツイッターは「タイガースは終盤にラリーを続けているが、ああ、だめだ」とつづって、タッチアウトになった瞬間の動画を公開。米ファンからは「何を見たんだろう」「虫を踏んだみたい」「素晴らしい注意の行き届いたプレーだ」「ジェイク・ロジャースは一体何をしていたんだ？」「面白くないけど、笑っちゃう」といった反響が寄せられている。

　大谷がWヘッダーの第1戦で投手として完封勝ちし、第2戦では2本の本塁打と大暴れ。その後に痙攣で退いていた中で、エンゼルスはレンヒーフォの“神プレー”もあって、きっちりと連勝を飾った。