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オリオールズのMLBドラ1捕手が見た大谷翔平 二刀流の効果で“打者・大谷”戦略は「より難しい」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地オリオールズ戦に「3番・指名打者」で先発出場し、4打数無安打。これで2試合連続のノーヒットで、打率は.288となった。15日の4連戦初戦で決勝3ランを含む、サイクル安打寸前の4安打3打点という大暴れから一転、封じ込まれているが、この日の試合前、オリオールズのアドリー・ラッチマン捕手は打者・大谷が持つ得意な優位性を明かしてくれた。

オリオールズのアドリー・ラッチマン(右)が見た大谷翔平とは【写真:ロイター】
オリオールズのアドリー・ラッチマン(右)が見た大谷翔平とは【写真:ロイター】

アドリー・ラッチマンが語った大谷翔平の印象

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地オリオールズ戦に「3番・指名打者」で先発出場し、4打数無安打。これで2試合連続のノーヒットで、打率は.288となった。15日の4連戦初戦で決勝3ランを含む、サイクル安打寸前の4安打3打点という大暴れから一転、封じ込まれているが、この日の試合前、オリオールズのアドリー・ラッチマン捕手は打者・大谷が持つ得意な優位性を明かしてくれた。

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 またも二刀流のバットから快音が響かなかった。大谷は第1打席からレフト、レフト、センターと外野フライ3つと凡退し、一発出れば同点の9回1死一塁の場面も変化球にタイミングを外され、空振り三振に倒れた。リアル二刀流で登板した4連戦の初戦、二塁打が出ればサイクル安打達成という4安打の大暴れから、オリオールズも警戒を強めて2試合続けて抑えにかかっている。そんな大谷について、試合前のオリオールズのロッカールームで聞いた。

 答えてくれたのは、2019年のドラフト全体1位でオリオールズに入団した25歳の逸材ラッチマン。投手も務める打者・大谷との対戦戦略を練るのは、他の選手に比べると「確かにより難しくなる」と語った。「多分、彼(大谷)にとっては手助けになっているだろうね。我々がそれに応じて配球などを変えることもあるだろうけど、間違いなく投手としての経験は打者として役立っているだろうね」と二刀流ならではの強みを分析していたが、見事に封じ込めた。

 ラッチマンは昨年メジャーデビュー。今季もオリオールズの正捕手を務め、試合前時点で27勝15敗と好調のチームを牽引している。「我々は球場に来て共にプレーするのを楽しんでいる。活力と情熱のある選手たちだし、お互い支え合っている。それが好調の要因だろうね」と意気込んでいたラッチマン。この日は4投手をリードして1失点のみ。自ら安打も1本放ち、2連勝に貢献した。

(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)


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