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エンゼルス戦で「歴代ショート屈指のプレー」 新人ネトの32m背走キャッチに監督&トラウト絶賛

米大リーグ・エンゼルスは17日(日本時間18日)、敵地オリオールズ戦に1-3で敗戦。大谷翔平投手が2試合連続無安打に終わり、2連敗となった試合で「9番・遊撃」で出場した22歳のルーキー、ザック・ネト内野手の超美技が光った。7回に守備で30メートル以上背走したスーパーキャッチに、試合後のフィル・ネビン監督とマイク・トラウト外野手は「私が過去に見たショートの守備でも屈指のプレーだ」「彼は特別な選手。見ていて楽しいよ」と絶賛した。

エンゼルスのザック・ネト【写真:ロイター】
エンゼルスのザック・ネト【写真:ロイター】

ザック・ネトがオリオールズ戦でスーパープレー

 米大リーグ・エンゼルスは17日(日本時間18日)、敵地オリオールズ戦に1-3で敗戦。大谷翔平投手が2試合連続無安打に終わり、2連敗となった試合で「9番・遊撃」で出場した22歳のルーキー、ザック・ネト内野手の超美技が光った。7回に守備で30メートル以上背走したスーパーキャッチに、試合後のフィル・ネビン監督とマイク・トラウト外野手は「私が過去に見たショートの守備でも屈指のプレーだ」「彼は特別な選手。見ていて楽しいよ」と絶賛した。


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 1-3で追いかける7回1死一塁の守備。オリオールズ4番の右打者マウントキャッスルの打球はレフト方向へ高く上がった。しかし、左翼手のウォードは長打警戒で深く守っていた。これに素早く反応したのが、ショートのネト。全速力で背走しながら白球を追う。突っ込んできたウォードも捕球を試み、あわや衝突のプレーとなったが、ネトが後ろ向きのまま左手を伸ばしてキャッチ。すぐさま送球し、進塁を防いだ。キャッチした位置はほぼレフトの定位置だった。

 現地午後6時30分過ぎの試合開始時の気温は19度ながら、日が沈むにつれ、ネット裏上部にある記者席にも冷たい風が吹き込んでくるコンディションで演じたスーパープレー。勝利には結びつかなかったものの、ネビン監督は「今まで見たショートの守備の中でも屈指のプレーの一つだ。(今季だけでなく)私が見てきた中でだよ。あんなに遠くまで走れる選手はなかなかいない」と称賛。センターラインを固める中堅手のトラウトも「彼は特別な選手。見ていて楽しいよ」と同調した。

 MLB公式サイトのブレント・マグワイア記者のツイッターによると、ネトはこのプレーで104フィート(約32メートル)の広範囲をカバーしたという。大谷が登板した際に守備力への信頼を口にされていた遊撃手。昨年のドラフト1巡目(全体13位)で入団した期待のルーキーは、打っては3打数無安打に終わったものの、好守でチームを盛り立てた。

(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)

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