4回の第2打席で143キロカットボールが右肘直撃

　米大リーグ・レッドソックスの吉田正尚外野手が30日（日本時間31日）、本拠地オリオールズとの開幕戦に「4番・左翼」でMLBデビュー。チームは9-10で敗れたが、中前適時打でメジャー初安打初打点をマークするなど4打数2安打1打点だった。4回の第2打席では死球を受け、痛がるそぶりも見せずに平然と一塁へ。日本人ファンからは「ちゃんとエルボーガードに当ててる」「よけ方が上手い」と注目されている。

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　上手く“いなした”。1-5と4点を追う4回1死三塁のチャンス。0-1から88.7マイル（約143キロ）のカットボールが右肘付近に当たった。一瞬、驚いたような表情を見せた吉田だったが、すぐにエルボーガードを外して一塁へ。本拠地のファンが相手投手に大ブーイングを浴びせる中、吉田は平然とした様子を見せていた。

　WBCでも死球を受けていた吉田。日本人ファンからは「めっちゃもらうな」「また当てられてるやん」「この3週間で何回死球受けてんだよ」といった心配の声も上がった一方、「ちゃんとエルボーガードに当ててる」「よけ方が上手い」「マサタカを守ってくれてありがとうエルボーガードと周辺の筋肉」など吉田の“技術”を称賛する声もあった。

　吉田は6回の第3打席に中前適時打でメジャー初安打初打点。8回にも一塁強襲の安打を放ってマルチ安打をマークした。