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井上尚弥、フルトン戦決定で米メディアは会場に注目「キャリアで最も象徴的なKOが生まれた」

ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が6日、都内で会見し、5月7日に神奈川・横浜アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦することを正式発表した。勝てば日本人2人目の世界4階級制覇となるビッグマッチ。米メディアは井上の“地元”での試合になることについて「2023年ボクシングのスケジュールを優美にする最高のマッチアップ」と称している。

フルトン戦の会見に出席した井上尚弥【写真:高橋学】
フルトン戦の会見に出席した井上尚弥【写真:高橋学】

井上のスーパーバンタム級転向初戦

 ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が6日、都内で会見し、5月7日に神奈川・横浜アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦することを正式発表した。勝てば日本人2人目の世界4階級制覇となるビッグマッチ。米メディアは井上の“地元”での試合になることについて「2023年ボクシングのスケジュールを優美にする最高のマッチアップ」と称している。

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 ついに実現した井上とフルトンの対決。アジア人初、世界9人目の主要4団体統一を達成した井上にとって、スーパーバンタム級転向初戦からいきなり2団体統一王者への世界挑戦となった。フルトンは現在4戦連続で判定勝ちしており、高い技術力を誇る試合巧者だ。周囲の期待は高まるばかりだ。

 米専門メディア「ボクシングシーン.com」のシニアライター、ジェイク・ドノバン記者は自身のツイッターで「ついにフルトン―イノウエ戦の正式な日時と場所が分かった。5月7日、ヨコハマアリーナ。スティーブン・フルトンは日本に行くだけではなく、イノウエの故郷に飛び込む」と速報した。

 同メディアは「フルトン―イノウエの122ポンド級タイトルマッチが5月7日ヨコハマアリーナで決まる」との見出しで記事を展開。「2023年ボクシングのスケジュールを優美にする最高のマッチアップの場所と日時が確定した」との書き出しで対戦を煽っている。

 その中で注目したのは試合会場の横浜アリーナ。「イノウエが前回ヨコハマアリーナに登場した時には、おそらく彼の名高いキャリアにおいて最も象徴的なノックアウトが生まれた」とし、2018年10月7日に行われたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)1回戦のファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)戦をクローズアップした。

「ほれぼれした地元の熱狂的ファンを前に元バンタム級王者のフアン・カルロス・パヤノを70秒の電撃的な攻撃を披露した。これでWBSSの1回戦を勝ち進むと、2019年5月には無敗だったIBF王者のエマニュエル・ロドリゲスを王座から引きずり下ろし、2019年11月にはさいたまスーパーアリーナでノニト・ドネアを破り、WBAスーパー王座を手にした」と井上が確固たる地位を築く一戦だったことを記している。

(THE ANSWER編集部)


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